企業のSNSのなりすまし対策とは?なりすましのリスクと防止対策

新人広報担当のKです✨
今回は、『企業SNSのなりすまし対策』をテーマにお伝えできればと思います!

現代のコミュニケーションの主要手段としてSNSが浸透する中、企業アカウントのなりすましが社会問題となっています。これにより、企業の信用失墜や顧客離れなど、取り返しのつかないダメージを受けるケースが増加しています。

📣企業SNSなりすましの目的

なりすましの目的は主に5つあります。

1)詐欺行為
なりすましアカウントを使って、フォロワーや顧客に対して不正な商品やサービスを売り込むことがあります。また、偽のプロモーションやキャンペーンを通じて個人情報を収集する目的で行われることもあります。

2)悪意ある情報の拡散
競合他社に損害を与えるために、虚偽の情報やデマを拡散し、その企業の信用を毀損することが目的の場合があります。

3)ランサムウェア攻撃の準備
企業のSNSアカウントを乗っ取り、それを利用してマルウェアやランサムウェアを広めるリンクを投稿することがあります。

4)金銭的利益
企業の信用を利用して、フォロワーから直接金銭を詐取することもあります。例えば、寄付を募る名目で金を要求したり、偽の商品を販売するなどがこれに該当します。

5)社会的、政治的影響力の行使
特定の政治的アジェンダや社会的なメッセージを推進するために、影響力のある企業のアカウントを利用することがあります。

📣具体的な侵害事例とは

2020年に資生堂やコクヨなど、70社以上の有名企業が被害を受けました。
偽アカウントは、公式アカウントに似たユーザー名を使用し、偽のプロモーションやキャンペーンを装ってユーザーを騙しました。

なりすましアカウントをフォローすると、「抽選に当選した」とのダイレクトメッセージが届き、フィッシングサイトへ誘導されることが多いです。そこで個人情報やクレジットカードの情報の入力が求められます。


また、偽アカウントは公式アカウントと似た名前を使い、本物に見せかける手口をとります。正しいアカウントをフォローするには、企業の公式ウェブサイトから公式アカウントを確認することをおすすめします。

出典:Instagramのなりすましアカウントが急増中。資生堂、コクヨ等有名企業70社以上が被害に

📣企業SNSのなりすましを防ぐ具体的な方法

1) 監視システムの導入
専門の監視ツールを使用して不審なアクティビティを定期的に検出し、迅速に対応できる体制を整えることが重要です。これにより、問題が拡大する前に対処することが可能になります。

2) アカウントのセキュリティ設定の強化
アカウントへの不正アクセスを防ぐため、強力なパスワードの設定、二段階認証の導入が必須です。また、定期的なパスワードの変更も効果的な対策とされています。

3) 従業員の教育
従業員に対するセキュリティの教育を徹底し、不審なメールやリンクへの警戒心を高めることが重要です。教育プログラムを定期的に更新し、最新の脅威情報を共有することをおすすめします。

GMOインターネットグループでは、SNSアカウントの相互フォローを行ったり、特定のハッシュタグを使用するなどの対策を行っています!

 

📣なりすましアカウントが発見された際の対応策

なりすましアカウントを発見した際は、速やかにプラットフォームへ報告し、そのアカウントの凍結または削除を要請します。また、なりすましアカウントの削除手続きには、正式な書類を提出する必要があります。手続きはプラットフォームによって異なるため、事前に確認しておくことが大切です。

アカウントが削除されない場合、法的対応も必要になるので頭の片隅に入れておきましょう!

📣まとめ

GMOブランドセキュリティでは、本サービスはもちろん、不正ドメイン対策やドメインネーム管理など、
ドメインネームマネジメントに関するご相談も承っております。
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