【特許庁様・カヤック様に突撃インタビュー第1弾】商標権?いいえ、「商標拳」なんです。世間を騒がせた、あの話題の動画作成裏側を覗いてみた!

こんにちは。BRANDTODAYです。

皆さん、突然ですが2020年6月現在、YOUTUBEで166万回以上の再生数を誇っているこの動画をご存じでしょうか?

3分にも満たない動画なのに、カンフーアクションあり、感動あり、笑いあり…と盛りだくさんの内容です。

…と説明はこれくらいにして、まずは、動画をご覧ください。

もしくは

からご覧ください。

…!

…!!

すごく面白い…!!!

すごく面白くないですか?!

この動画は、なんとあの【特許庁】デザイン経営プロジェクトに基づいて作成された動画なんです。

信じられないですよね。

堅い、まじめなイメージ、できる人がたくさんいそうなエリートイメージのある官庁…それが省庁、特許庁。

いったい特許庁で何が起こっているのか…そもそもデザイン経営プロジェクトって何だろう?経緯が気になりすぎます。

こうした国民の疑問を代弁するべく、BRANDTODAYは立ち上がりました。

そして、霞が関に行ってきました!(取材日は2020年2月27日)

ということで、今回は会社を飛び出して前からずっと気になっていたこの動画の作成の裏側を覗きに、ここまでやってきました~!

日本の中心地!そう、それは霞が関。

引用元 特許庁様HP 
https://www.jpo.go.jp/introduction/access/map.html

そびえたつ建物…重厚感がとにかくすごいです。

ドキドキしつつも、厳重なセキュリティチェックを受けてついに建物に入ります。

そこで今回取材を受ける際のやりとりをしてくださった、デザイン経営プロジェクトチーム所属のN様のお姿が…。「あ、こんにちは!」…!なんてお優しい…!!!私たちの緊張をほぐすようなあたたかい微笑みで迎えて下さったことに安心しながら、中に入って行くと….。

今までの真面目な省庁の感じとは雰囲気の異なった、いかにも「デザイン」に取組んでおられるすごい部屋に通してくださいました!

付箋がいっぱい貼ってあります。

ここでなら、いろんなアイデアが浮かんできそう…。

伺うと、普段の業務から自分をいったん切り離して新しい気持ちで取組むためにそういう空間にしてあるとのこと…さすがです…!

室内にいらっしゃる、デザイン経営プロジェクトチームメンバーの皆様方から漂う、非常に聡明なオーラに圧倒されながらも、インタビューをスタート!



特許庁デザイン経営プロジェクトチームの皆様です↑
皆さん、とても優しく私達の質問に応えてくださいました。
 

こうして知的財産のプロ集団、特許庁様 ✖ どう魅せるか広告のプロ集団、カヤック様という、奇跡の組み合わせのコラボにより実現した今回の企画!

やっとやっと、待ちに待ったインタビュー開始です…!!!!


BRANDTODAY:まずはこの【商標拳】を作成することになった経緯からお願いします。「デザイン経営プロジェクト」作成とありますが…。

特許庁:もともと特許庁は以前から「産業競争力とデザインを考える研究会」というのを開いていました。これは、国内、国外問わずブランド企業価値、競争力を高めるためにはデザインが肝要であるとの考えから始まった取組みで、その取組みの報告書として「デザイン経営」宣言をまとめました。

デザイン経営の本質は、人、つまり、ユーザーを中心に考えることで、根本的な課題を発見して、これまでの発想にとらわれない解決策を、柔軟に反復・改善を繰り返しながら生み出すこと、と言われています。

そしてデザイン経営の理念を特許庁も自ら実践するために、デザイン統括責任者を設置するとともに、「デザイン経営プロジェクト」を開始し、ユーザーの視点で行政サービスをどこまで改善できるか、挑戦してきました。メンバーも主に公募で決めています。


引用:
https://www.jpo.go.jp/introduction/soshiki/design_keiei.html
これがデザイン経営のための7つの取組み。
すでにこのデザインから頭に入りやすいし、見やすい…。

BRANDTODAY:実際にどのような流れでプロジェクトは始まっていったのでしょうか?面白いことをやってみようという流れなのでしょうか?

特許庁:実は、「面白いことをやってみよう」というよりは、かなり真面目にユーザー目線での解決策を追及した結果なんです。

BRANDTODAY:あわわ、すみません…汗

特許庁:いえいえ笑。

まずはユーザーの皆様の考えについて伺うためのヒアリングから始まっています。

ヒアリングを通じて、知財の重要性は頭ではわかっていても、なかなか相談できず孤独な経営者となってしまうことが多いということがわかりました。そしてそういう方の中でも、知財の重要性を自分ごととして捉えている方は、被害に遭ったことがある方が多いということもわかりました。

でも、被害に遭ってから初めて考えるような状況にはなって欲しくないと考えています。

そういう観点で、いたって真面目に、まだ商標制度を知らない人たちに、従来の広報手段ではなかなかリーチできていない中、どうやったら、自分ごととして考えてもらえるかをとにかく突き詰めて考えました。「商標が一番身近に感じる」「経営上のリスクが一番響く」という生の声を基に伝えたいメッセージを絞っていきました。


   

BRANDTODAY:従来の方法では訴求が薄かったとのことでしたが、具体的にどういう方法を行い、どう薄いと感じていらしたのでしょうか?

  

特許庁:特許庁は各種説明会やセミナー、巡回特許庁、パンフレット冊子等様々な活動をしていますし、そのような活動で可能な限り様々な方々にメッセージを届けたいと努力をしているのですが、やはりそこでアプローチができる方というのは、どちらかといえば、知財に普段から業務として関わっているような方が中心になってしまいます。今回のプロジェクトは、知財に普段から業務として関わっている人ではない、知財を重要なものと理解はしているものの、自分ごととして捉えきれていない方々にどうアプローチをするか、ここをとにかく考えました。

   


    

BRANDTODAY:チーム発足してからの方向性をどう決定したのでしょうか?

特許庁:デザイン思考の手法に従って、ユーザーインタビューを基にしたアイデアの拡散・収束等を進めていった結果、今回のようなプロモーションが良い、という結論になりました。


 

 

デザイン経営という新しい思考方法をとりいれた上で、自分たちのメッセージを届けたい層を設定し伝える。

ではいったいそのプロジェクトをどう実現させていったのでしょうか…?!

っと…面白くなってきたところなのですが…

今回、BRANDTODAY、熱が入りすぎて、残念ながら、ここまででだいぶ紙面的にいっぱいいっぱいになってしまいました…。

まるで引き延ばしたかのようですがそんなつもりはなく、次回、インタビュー内容を一言一句余すところなく全てお届けしますので、よろしくお願いします。

  


 

※トップ画像は、特許庁HPよりお借りしております。

 https://www.jpo.go.jp/introduction/soshiki/design_keiei/shohyoken/index.html

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