【ドメインニュース】<年末特大号！>過去最大のドメインネームブロッキングサービスがブランド保護を革新する！/第78回ICANNミーティング舞台裏/法務・知財EXPO@大阪初出展レポートをお届け（2023年12月号）

BRANDTODAY byGMOでは、皆様に最新の情報をお届けするためにドメインニュースを配信しています。

12月号は、過去最大のドメインネームブロッキングサービス<Global Block＞の紹介の他、第78回ICANNミーティングの舞台裏から、当社初出展の[関西] 法務・知財EXPOのレポートまで、ウェブニュースで大いに盛り上がったハイライトをたっぷり3本立てでお届けします。年末特大号も、どうぞ最後までお楽しみください。

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新サービス　過去最大のドメインネームブロッキングサービスがブランド保護を革新！🌎

Global Blockは、オンラインブランド保護における新たな時代を切り開く、過去最大のドメインネームブロッキングサービスです。この革新的なサービスは、TMCHに登録された商標の文字列と「完全に一致する」ドメインネームを、対象となる数百のTLDで同時にブロックすることができるため、これまでにない規模のブランド保護を実現できます。

■ Global Block概要 ■
優先登録期間：2024年1月31日～~~4月30日~~2月28日
一般登録期間：2024年~~5月1日～~~2月29日～
※上記は、［更新日：2024年1月26日時点］の情報です。
＜主な対象＞
・優先登録期間は、DPMLもしくはAdultBlockの登録者が対象
・一般登録期間は、TMCHの登録をしている文字列の申請であること、または、国もしくは地域で登録された有効な商標を持つ者
＜保護範囲＞
・最大750TLD　※2024年1月5日公表予定
・Global Block Plusを利用すると、商標に完全一致する対象以外の保護も可能

これらの条件は、Global BlockのEligibility Policy（適格性ポリシー）に基づいて定められています。Global Blockはオンラインのブランド保護を強化するための包括的なソリューションを提供し、上記対象以外にも特定の資格要件を満たす個人や組織も利用可能です。

ブランド保護の観点から、新たな選択肢として「Global Block」を検討し、自社ブランドや進出国に合わせた対策をお勧めします。GMOブランドセキュリティではドメインネームのコンサルタントが在籍していますので、ドメインマネジメントに関するお悩みがあれば、いつでもご相談ください。

｜BRANDTODAY byGMO｜【速報】過去最大のブロッキングサービス”Global Block/グローバルブロック”が始動
｜ご紹介｜ドメインネーム関連サービス

トピック① セカンドラウンドはすぐそこに！第78回ICANNミーティング@ハンブルク開催！

2023年10月21日から26日に、ドイツ・ハンブルクで第78回ICANNミーティングが開催され、当社メンバーも参加してきました。年次総会に当たる今会合で、注目された3つの課題についてレポートします。

<注目された課題>
１）新gTLDの次回申請受付（セカンドラウンド）
２）WHOIS非公開情報へ情報開示請求制度：RDRS（Registration Data Request Service）
３）権利保護メカニズムのレビューの現状

１）新gTLDの次回申請受付（セカンドラウンド）

2012年から10年を経て、ICANNは2026年4月にブランドTLDを含むセカンドラウンドの新gTLD（トップレベルドメイン）申請募集を予定しています。申請を検討する企業にとっては、2024年からは必要なリソースと予算を計画する重要な時期となります。

｜BRANDTODAY byGMO｜ブランドTLDがもたらす機会と挑戦

２）未公開のWHOISへのアクセスリクエストを管理する「RDRS」が始動

RDRSはRegistration Data Request Serviceの略であり、WHOIS上で登録者名や住所などの非公開情報を取得する制度で、特定のレジストラを通じて情報開示請求を行います。2023年11月から2年間の利用が始まり、ICANNはその期間の利用状況を考慮し、将来のツール開発を進める予定です。これまでWHOIS情報へのアクセス難によって侵害増加に繋がりましたが、RDRSの活用によりドメインネームの登録情報へアクセスし、効果的な侵害対策が期待されています。

３）権利保護メカニズムのレビューの現状

ICANNは権利保護強化を重視しており、UDRPやTMCHなどのサービスを見直し、ポリシーを立てる方針を強調しています。これらの取り組みは、ドメインネームでの商標の不正使用やサイバースクワッティングを抑止し、ウェブブランドセキュリティの向上に寄与するものです。今後、当社はWIPOと協力して、ブランド所有者のお客様の意見を取り入れ、ポリシー向上に貢献したいと考えています。

今会合でも、ドメインや権利保護に関する様々な重要事項が話し合われました。今後も、当社はこれらの動向を注視し、ブランドセキュリティに関する最新の情報を発信して参りますので、楽しみにしていてください。

トピック②［関西］法務・知財EXPOレポート

11月15日（水）から17日（金）の3日間にわたりインテックス大阪にて「法務・知財EXPO」が開催されました。※法務・知財EXPOへの出展は初めてでした！「総務・人事・経理Week」としては、3日間の累計で11,103名が来場されました。

9月に出展した「特許・情報フェア＆コンファレンス」とは異なり、当社だけでなくGMOインターネットグループの「GMOグローバルサインホールディングス」「GMOプレイアド」、そして、当社から発信している商標区分を擬人化したアイドルグループ「TMB45のメンバー」の6名も参加しました。

また、当社は今年10月、大阪に「西日本支社」を開設いたしましたので、今回のイベントは西日本進出の大きな一歩となりました。これまでは、年に数回しかお会いできなかった西日本エリアのお客様に、より身近に感じてもらえるよう活動してまいります。

TMB45（Trademark Boys45）に関しては各メディアにも大きく取り上げられております！

・ヤフーニュース【もはや何でもあり？商標区分を擬人化したアイドル「TMB45」登場　商標制度の理解促進へ】
・ITmedia【商標バーチャルアイドル「TMB45」誕生、商標区分の45分類をすべて擬人化】
・マイナビニュース【商標区分45分類の擬人化バーチャルアイドル「TMB45」誕生】

▼TMB45の詳細はこちら
｜プレスリリース｜GMOブランドセキュリティが商標区分を擬人化したキャラクター「TMB45」をリリース

統計情報

TLD別ドメイン登録件数

2023年11月25日時点：GMOブランドセキュリティ調べ

gTLD/ccTLD/新gTLDの3つのTLD種別における全体のドメイン登録件数とその内訳を示しています。カッコ内の数字は前月との比較となりますが、gTLDは前月から減少し続けており、ccTLD、新gTLDは増加してTotalでは0.16%（348,240,321件）増加した結果となりました。

新規リリースのTLD情報

以下のTLDが一般登録開始される予定です。興味がある方は別途ご相談ください。
※文字列によりプレミアム価格の場合もあります。

＜一般登録開始予定の新gTLD 一覧＞

｜TLDリリース情報｜優先登録・一般登録に関するお知らせ
｜ご紹介｜未使用ドメインをまとめて管理・更新【GMOドメインストレージ】

ドメイン部メンバー紹介

Alexandre Guillemenot（アレクサンドル・ギュモノ）

2010年に大学院を卒業後、同年9月に株式会社ブライツコンサルティング（現GMOブランドセキュリティ株式会社）に入社しました。以来10年以上、ドメイン全般を担当し、一般的なオペレーション（取得・更新など）から、侵害サイトの検知・監視、テイクダウンや紛争、高額ドメインの売買にも携わって参りました。母国のフランス語だけでなく、日本語・英語も対応可能ですので、各国との直接対応もご安心してお任せください。もし自社のドメインが侵害されていると思ったら、まずは僕までご相談頂ければと思います。趣味は作曲、ゲーム、散歩などです。

編集後記

2023年も年の瀬ですが、どんな1年だったでしょうか。

この前、木枯らしが吹く神田神保町の古本市に出掛けてきました。電子書籍が浸透していく中でも、古書街で心惹かれる一冊を見つけた瞬間には、紙ならでは面白みを感じます。手に取った一冊が、人生に新たな知見や意味をもたらしてくれることもありますね。丁度こちらにも、１冊の本が。この本は「ウェブブランドセキュリティ」に焦点を当て、企業がブランドを保護する手法について詳しく解説した実務書のようです。不正サイトなどの脅威から顧客接点を安全に維持する方法や実践的な具体例が紹介され、とても勉強になります。書籍制作に向けて、情熱的にチームを導く本部長とメンバーの汗と涙の頑張りが大変伺える内容で…、実用的で非常に役立ち、評価星5つです(^_-)-☆