様々な憶測が飛び交っているTwitterの認証バッジ。何が最新で何が正しい情報か?バッジを取得するためにはどうしたらいい?Twitter認証バッジの最新情報と、ブランドセキュリティ強化に必要な対策を解説します!
Twitterの認証バッジとは?
皆さんも一度は目にしたことがあるTwitterの公式マーク。
正式には『認証バッジ』と呼ばれ、アカウントが公式なものであることを証明する目印です。以前は、著名で信頼のあるアカウントは認証バッジの取得ができていましたが、2022年12月からルール変更がされています。現在は、有名人、公的機関、ブランド、メディア、特定の分野で影響力のある個人や組織など、特定の条件を満たすアカウントに与えられ、それぞれのアカウントに応じてブルー・ゴールド・グレーのバッジが付与されています。
では、認証バッジを取得するとどんなメリットがあるのでしょうか?インターネットの普及により飛躍的に成長したSNSは、その運用に企業担当者は頭を悩ませているのではないでしょうか。今回は、最新の認証バッジの種類や取得条件、バッジの必要性とメリットなどを分かりやすくお伝えします。
最新のTwitter認証バッジ情報
Twitterの認証バッジについては、目まぐるしく仕様変更がされ、インターネット上にも様々な憶測が飛び交っています。何が最新で正しい情報なのか迷う方もいるのではないでしょうか。
ここでは、最新のTwitter認証バッジの情報を解説します。
認証バッジの種類
Twitter認証バッジは、現在以下の3種類で運用されています。
ブルーバッジ
個人向けの認証バッジ『Twitter Blue』で、アイコン写真が丸い表示となります。Twitter Blueのサブスクリプションに加入し、所定の資格基準を満たしていることが条件となり、従来の認証基準で付与されたアカウントは2023年4月1日よりバッジが削除されるとTwitter上で宣言(※)がされ、実際に日本では2023年4月21日より一部ブルーバッジの削除が行われています。
[費用]980円/月、iOS・android 1,380円/月
※出典:Twitter 午前7:20 · 2023年3月24日
ゴールドバッジ
企業やブランドなど、組織向けの認証バッジ『Twitter Verified Organizations』で、アイコン写真が四角い表示となります。認証済み組織サブスクリプションへ加入し、審査を通過することで取得ができます。サブスクリプションに加入していないアカウントもゴールドバッジが付与されているアカウントが一部ありますが、その他の詳細条件は公開されていません。
[費用]135,000円/月、関連アカウント8,000円/月
グレーバッジ
政府機関や多国間機関、またはその関係者のアカウントに付与される認証バッジで、アイコン写真は丸い表示となります。資格基準を満たしていると無料で取得が可能です。また、ゴールドバッジ同様に、認証済み組織サブスクリプションへ加入し審査を通過することも取得ができるとも言われていますが、
[費用]135,000円/月、関連アカウント8,000円/月
関連アカウントバッジ
Twitter上の特定の組織とつながりがあるアカウントは、認証済み組織のプロフィール画像がバッジとして、その組織のすべての関連アカウントに表示されます。認証済み組織サブスクリプションへの加入した上で、関連アカウント費用を支払うことで取得することができます。
【出典】・Twitterプロフィールのラベルとチェックマークについて|Twitterヘルプセンター|
・Twitter認証済み組織とは|Twitterヘルプセンター|
認証バッジで出来ること
これまでは、Twitter上での投稿や広告配信など、アカウントによる制限はありませんでしたが、認証バッジの運用にともないバッジ取得により使える機能が限定・拡大されることになりました。
<Twitterblue|機能>
・ツイートの編集
・表示される広告数の半減
・NFTのプロフィール画像
・広告配信 ・・・etc
上記はTwitterblue機能の一部で、Twitterをさらに使いやすく個人や組織に合わせてカスタマイズできる機能が追加されています。詳細は以下のサイトで確認できます。
【参考リンク】Twitterblueについて_機能|Twitterヘルプセンター|
また、影響が大きいのは一般アカウントでも行えていた広告配信がブルーバッジかゴールドバッジが付与されたアカウントに限定されたことです。企業は、SNSでのリーチの拡大やブランドイメージ構築のために、より一層認証バッジを取得する必要性が高くなると言えます。
ゴールドバッジの付与基準は
認証済み組織としてサブスクリプションへの加入を条件と謳っていますが、実際には、月額費用や広告費用の支払いを行っていないアカウントにも、現時点では認証バッジが付与されています。(2023年5月時点)
また、ゴールドバッジの付与については、有名な企業やメーカーのアカウントにバッジがついていない場合もあり、現在の付与基準については公表がされていない状況からもTwitter内でも方針が錯綜していることが推測できます。
なお、日本の食品メーカーである「株式会社紀文食品」が運営するTwitterアカウントでは、他メーカーにゴールドバッジが付与される中、社名の『紀文』が「のりふみ」という個人名と勘違いされているからではないかと話題を呼び、現在もアカウントの横には??のみが表示されています。
SNSにおけるブランドセキュリティの重要性
この数年、右往左往していたTwitterの認証バッジ運用では、ブルーのバッジは個人で費用を払えば誰でも取得ができるようになったため、ゴールドバッジが実質Twitterの『認証バッジ』としての信用効果を持つことになると言えます。
今後は、Twitter側が公式アカウントを判断するかたちから、企業や組織自体が自ら申請を行い、申請を通過した組織・企業だけが公式アカウントを名乗るかたちに変わっていきます。これは、企業のSNS運用におけるブランドセキュリティの強化が試されることになります。
また、ウェブサイト/SNS/メールなどが顧客とのタッチポイントとして重要視されるなか、SNS上の詐欺被害も増加しており、企業におけるブランドマネジメントの重要性は確実に高まっています。
SNSにおけるブランドセキュリティ対策の具体例は以下の通りです。
< SNSにおけるブランドセキュリティ対策の具体例 >
- 公式アカウントには認証バッジを必ずつける
- 主要SNSにおいて不正アカウントの状況を把握する
- アカウント作成やSNS運用/利用に関するガイドラインを策定する
- 不正アカウントを発見した場合は速やかに削除/凍結する
まずはどれか一つでも、対策を講じることをおすすめします。
ブランド侵害対策のためのGMOブランドサーベランス導入
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また、適切な対策を講じることが重要なブランド侵害対策において、AIの導入により、対策の選定や侵害の判定など、担当者による対応のバラつきを平準化することもできます。
これまで高額で侵害対策のアウトソーシングを躊躇していた企業の方にも、ご検討いただけるプランをご用意しています。
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まとめ
インターネットが普及しSNSの利用により情報の拡散スピードが一段と上がっている今、ウェブ上でのブランド侵害が発生すると、これまで企業がコツコツと積み上げてきた自社ブランドのイメージと価値を、一瞬で低下させてしまう可能性があります。
SNSの認証バッジの取得をはじめ、ウェブブランドセキュリティの強化は、安心・安全なSNS運用を行い、ブランド価値の維持・向上のために重要性を増していると言えるでしょう。
GMOブランドセキュリティでは、ブランドの侵害監視以外にも、ブランドマネジメントに関するガイドライン策定や、商標・ドメインネームの登録・更新などの管理業務の支援、ブランド侵害に対する権利行使のサポートなど、ブランドセキュリティに関するサービスを幅広く展開しています。
ブランドマネジメントやブランド侵害対策についてお悩みだった方は、ぜひ一度ご相談ください。
< BRANDTODAY byGMO 編集部 >