ドメインマネジメントガイドライン リニューアルのプロセスから見る株式会社リコー様の部門を超えたブランド=ドメイン管理の当事者意識 【後編】

ドメイン管理は、権利的な側面と技術的な側面の両方があり、専門知識も必要。さらにインシデントの際の影響範囲が広く深刻(一つのミスでウェブサイトがダウン…等)というクセのある領域です。

今や、ほぼ全ての企業がドメイン(ウェブサイト)を持っているにもかかわらず、そのドメインの「管理」となると、専任の担当者が不在であったり、担当部署が明確になっていないことも珍しくありません。
また、専任の担当者が明確に決まっている場合でも、前述の「クセ」により、問題が起きた時に一つの部門では問題解決が難しいのが実情です。

部門を超えて連携することで初めてドメイン侵害の被害から顧客や自社ブランドイメージを守ることができます。「後編では、部門の壁を超えて問題を共有し、協力を引き出すヒントを探ってみましょう。                                   【前編はこちら】

リコー様のガイドラインリニューアルを担当し、何度もお打ち合わせさせていただいている弊社メンバー達からは、「リコー様は、部門を超えたコミュニケーションが、とにかく活発!連携や問題解決が非常にスムーズなので、羨ましいほど!」 とのコメントが出ています。

ドメイン管理を担う上で、他部門との連携をスムーズにするために、林様が工夫していることはありますか?


私個人の独自の工夫というよりは、当社のカルチャーや行動指針が良い方向に働いているかもしれません。

当社のタグラインは「imagine.change.」というものなのですが、「豊かな想像力」「新しい発想や、創造」そして、そこから生まれる「より良い変化、変革」を是としています。
当社の社風的にも、基本的に「自由はダメじゃない」なのです。

そのためでしょうか、自由に自律的にチャレンジしていきたいというマインドの社員も比較的多いように思います。
もちろん、縦割りの要素が全くない会社という訳ではありませんが、なにか課題や目的がある時に、部門の壁をあまり感じずに関係のありそうな人に声をかけたり、意見交換をしたり、情報提供しあったり、「一緒に進めましょう」と、横串でプロジェクトとして解決していくことも多いです。

これは昨日今日のことではなく、当社の行動指針により育ったカルチャーで、私のいる部門だけではなく「部門からエスカレーションして皆でプロジェクトとして状況を良くしていく」と、全社的にそういった小回りが利く動き方に慣れています。

そこにさらに、「ウェブサイトを通じた顧客接点は、経営理念に紐づく具体的アクションの一環」と明確に捉え直されたので、ドメインの管理体制をどうするかということも、ブランディングに関わるメンバー全員の自分ごとになってきて、連携がどんどんスムーズになったと感じます。

当社のBRANTECTもご利用いただいていますが、使い勝手はいかがですか?気に入っていただけている機能などあれば、励みになりますので、是非教えてください。


「ricoh」を含んでいるなど、当社のブランドに関係があるドメインを一元管理するという目的に丁度合っていると思います。
特に第三者が取得しているドメインをグローバルに確認できたり、検索する時の切り口も自分なりに自由に設定できるところが良いと思います。

第三者保有のドメインがいつ取られたものなのか?ウェブサイトが立ち上がっているのか?ウェブサイトにどんな変化があったのか?など、スクリーンショットで確認することができるのため、社内各所からの問い合わせがきっかけになって、急いで調べて報告や情報提供したい時などにも、スピーディに明解に返答することができます。

またそういった現状把握が容易なことで、「ricoh」を含む怪しそうなドメインを全体的に「常に」把握しておけるので安心できます。

問題や課題が起きた時、その状況把握のために共有する内容が不明瞭だったり、難解だったり、時間がかかるのでは、せっかく他部署にも協力してもらって皆で解決しようとしても、情報共有で躓いてしまい上手く行かないと思います。
その点、GMOブライツコンサルティングのコンサルタントや営業担当の方が一歩踏み込んでくださったり、素早くレスポンスしてくださったり、BRANTECTで視覚的に状況把握ができることは当社の「部門を超えたコミュニケーションが活発」という強みをさらに補強してくれる
ように思います。

最後に、ブランド・ドメイン管理をご担当されている林様が大切になさっているポリシーなども教えてください


当社には、創業者の市村清が掲げた「人を愛し、国を愛し、勤めを愛す」の
「三愛精神」があります。

「国を愛し」など戦前からある会社ならではの表現かもしれませんが、人と国、つまり世の中や社会といった「相手」の立場を愛し思いやる想像力で、状況をより良く変えるための新しい製品やサービスを創造する仕事を愛することだと理解しています。

今、私はエンドユーザーに直に接する部門ではありませんが、社内でも海外拠点でも、自分がやったことで、関わった相手が心地良く、適切に業務ができるようにと常に思って、ブランド・ドメインを管理しています。

ドメイン管理担当者が、複数部門、経営層まで巻き込んでブランド・ドメイン管理体制構築までスムーズに!というのは、なかなか難しいものです。
しかし、株式会社リコー様の事例が部門の壁を超えて問題を共有し、協力を引き出すヒントになるのではないでしょうか?

GMOブライツコンサルティングでは、分かりやすいレポーティングや積極的な情報提供を心掛け、お客様のドメイン管理体制構築を支援しております。

まだガイドラインを持っていない企業様も、既存のガイドライン見直しの時期と感じられる企業様も、お気軽にお問合せください