2023年5月22日、アダルトサイト向けのドメイン「.xxx」に関して、2019年12月までにブロッキングサービスへの移行をしなかった「.xxx」ドメインについて、ドメイン登録を削除し、誰でも一般登録することができるようになった旨が発表されました。
過去に「.xxx」をお持ちで、2019年12月までに新サービスへの移行の検討をする機会がなかった企業においては、この機会に一度ブランド毀損リスクの有無を検討することをお勧めします。
また、はじめてアダルトサイト向けドメインを知った方に関しては、ドメインの特性を理解いただき、登録検討をいただけると幸いです。
「.xxx」ドメイン運用開始からこれまでの経緯
「.xxx」はアダルトサイト向けのTLDとして2011年に運用が開始されました。運用開始にあたり、アダルトサイトを表すドメインということから世界中の一般企業から、ブランドイメージの毀損につながる不正利用を懸念する声が上がりました。これらの声を受け、「.xxx」を運用するレジストラは、商標所有者向けに一度の登録で永久的に自社のドメインがアダルトサイトで使用されることを防ぐための”永久保護”という登録を採用しました。
しかし、2022年に永久保護を廃止する旨が宣言され、現在は代わって”アダルトブロック”の提供が開始されています。
対象ドメインの一般登録に伴うブランド毀損リスク
2022年までに永久保護の「.xxx」ドメインを取得していた企業は、優先してアダルトブロックへの切り替えを行うことができ、継続して自社ブランドの保護を行うことができます。
一方で、永久保護からアダルトブロックへの切り替えを行わなかったドメインについては、2023年5月22日に移行期間を経過し対象のドメインが一般登録へリリースされます。
今まで保護されていたドメインのため、それだけ価値のあるドメインと判断され、自社ブランドのドメインがアダルトコンテンツと紐づけられ悪意のある第三者に不正利用されるリスクが発生し得ます。
今回のリリースにあたって検討することは、以下の3点です。
ブランド毀損を防ぐための対策
1)アダルトブロックを利用する
2)保護ドメインとして一般登録する
3)不正ドメインを監視する
1)アダルトブロックを利用する
永久保護に代わり提供されているアダルトブロックは、「.xxx」を運用しているレジストラが、アダルト向けのTLD「.xxx」「.sex」「.porn」「.adult」の4つをセットにして、商標所有者向けに保護ドメインの登録を行うサービスです。
「.xxx」単独で一般登録することも可能ですが、アダルトブロックを利用することで、ブランド毀損リスクの高いTLDをまとめて安価に登録することができるため、企業のブランドセキュリティ対策としてリーズナブルです。
2)保護ドメインとして一般登録する
一般登録制度がリリースされているため、「.xxx」ドメイン単独で保護ドメインとして登録することも可能です。これから商標登録を検討しているブランドやサービス、ブランドに近い文字列などは、第三者に取得される前に一般登録制度を利用して保護することが可能です。
3)不正ドメインを監視する
自社ブランドやサービスの文字列、それらに近い文字列のドメインをすべて登録することが難しいケースもあります。また、アダルトブロックや保護ドメインを登録しない場合においても、自社ブランドが不正利用をされていないかの監視を行うことで、ブランド侵害が発生した際に即時に対策を講じることが可能となり、企業としてのブランドセキュリティを強化することができます。
以上3つの検討を各社ブランドの重要性の観点から行っていただくとよいのではないでしょうか。
GMOブランドセキュリティが提供するブランドセキュリティ
GMOブランドセキュリティでは、アダルトブロックの登録はもちろん、ドメインの不正利用の検知・監視や、不正ドメインのテイクダウン(削除や奪還など)をサポートしています。また、アダルトブロックのように、事業領域やコンテンツに合わせた保護ドメインをまとめて取得することができる「GMOドメインブロック」の提供も行っています。
「ドメインのブロッキング(保護ドメインの取得)ってほんとうに必要?」そんな疑問をお持ちの方や、自社ブランドをどこまで保護すべきか悩んでいる方など、お気軽にご相談ください。
< BRANDTODAY byGMO 編集部 >