Porsche.Carは、やっぱりPorscheのもの

 

今日も世界のニュースをお届けします。

 

下記記事を読むと、ドメインは誰のものなんだろう??って思えますね。

 

記事Link:http://domaingang.com/domain-law/porsche-car-chinese-domain-registrant-blew-5000-via-udrp/

 

どんな記事だったか、今日は私がご紹介します!

ドットちゃん

ある中国人は、Dot.Carレジストリが設定するプレミアム期間に”Porsche.Car”を購入しました。レジストラを通じての購入であり、登録要件もありませんので、少し高いお金ですが、5,000ドルほど支払うことで希望のドメインを登録することができました。

 

しかしながら、このドメインは、UDRP(WIPOによる仲裁)を経て、Porcheの商標権者である”Dr. Ing. h.c. F. Porsche AG”に移管がされてしまいました。

 

公式に販売をしているものを単に取得したはずなのになぜこんな結末になってしまうのか?それは、UDRPの要件に当てはまってしまったからです。

 

要件の詳細は下記を参照!http://brightsconsulting.com/domain/dispute/

 

ざっと要件を言えば、

 

1.ドメインが申立人のブランドに一致、ブランドを含む、ブランドに類似している。

 

2.ドメインのオーナーが権利もしくは正当な利益を有していない。(→裏を返して、申し立て人が正当な利益を有していることを主張することが多いです。)

 

3.ドメインオーナーが悪意を持って取得かつ使用をしている。

 

上記3つに今回は当てはまったということです。

 

今回のケースではドメインオーナー(中国の方)は、UDRPでの反論はなかったようですので、Dr. Ing. h.c. F. Porsche AGの主張が認められた感じです。

 

ドメインは簡単に取れますが、むやみに取ってはいけないってことですね。

 

個人名を隠してドメインを取っても、UDRPにかかると個人名は公開されてしまいます。

つまり、全世界にwhoisやUDRPのケース履歴を通じて個人情報が公開されてしまいます。

 

暮らしにくくなりますね。汗

どういったことが不正な行為なのか、しっかりと知っておきましょう!

個人的には、Dot.carレジストリの方針も微妙です。こうなることがわかるなら、誰に販売するか決めておくべきですよね。

 

わからないことがあったら、ぜひ連絡くださいね!

 

[su_heading size=”19″]本日はここまで! hasta la próxima![/su_heading]