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昨今のSNSは飛躍的に成長しており、プライベートだけでなくビジネスの場にまで広がりを見せていますのでセキュリティの観点から十分に対策する必要があります!
ちなみに最近知ったのですが、SNSで使われるハッシュタグを検索する際に”タグる”というワードが使われるようです。今後は”ググる”から”タグる”時代へ変わっていくのかもしれません。
トピック Twitterのポリシー変更から見た企業に求められる「ウェブブランドセキュリティ」
Twitterでは昨年の12月に、同社のサブスクリプションサービス「Twitter Blue」の再開に合わせ、認証バッジを3色展開に変更し、企業アカウント用に新たに金色の認証バッジを開始しました。日本でも今年の3月にTwitterアカウントに金色の認証バッジを表示することができる企業向け認証プログラム「Twitter Verified Organizations」が発表され、認証バッジの取得に注目する企業が増えています。ウェブサイト/SNS/メールなどが顧客とのタッチポイントとして重要視されるなか、SNS上の詐欺被害も急増しており、企業におけるブランドマネジメントの重要性が高まっています。
弊社では独自のマネジメントの概念として「ウェブブランドセキュリティ」を打ち出し、「企業が運営するウェブサイトやSNSなどのインターネット上の顧客との接点を安心・安全な状態で維持すること」と定義しています。
Twitterの金色の認証バッジの取得は、アカウントの信頼性を高め、顧客との接点を安心・安全な状態で維持することにつながるため、これも「ウェブブランドセキュリティ」のための有効な取り組みとなります。
ウェブサイト/SNS/メール等の技術革新によりブランド毀損につながる事案も高度化してきています。弊社では企業における「ウェブブランドセキュリティ」への取り組みを日々サポートしておりますので、気になること・お困りごとがありましたらご相談いただければと思います。
|関連サービス|GMOブランドサーベランス
統計情報
表1は、Twitterにおける2015年から2021年の「商標に関する報告」の件数を示すデータです。
報告件数は2015年下半期の減少から2018年下半期に増加傾向へ転じ、赤線で示した2020年初頭の新型コロナウイルスの世界的流行の時期を境に更に勢いを増しています。現在の報告数は26,274件で、最も件数の少ない2017年下半期の6,043件の4.34倍に増加しています。
「商標に関する報告」はTwitter内での商標ポリシー違反の報告書を指し、この違反には企業のロゴを使用したなりすましアカウントや商標登録されたブランドの不正使用などが該当します。統計データからは、商標ポリシー違反を理由とした申し立てが急増したことが読み取れます。弊社では、SNSにおけるロゴや商標の不正使用を検知可能なサービスも提供しておりますので、ご興味のある方はお問い合わせください。
表1 Twitterにおける「商標に関する報告」件数(2015年 – 2021年)
出典:Twitter. 「商標に関する報告」, 2022年7月22日公開
https://transparency.Twitter.com/ja/reports/trademark-notices.html#2021-jul-dec,(参照2023-4-27).
表2は、ccTLD/gTLD/新gTLDの3つのTLD種別における、全体のドメイン登録件数とその内訳を示しています。カッコ内の数字は前月との比較となりますが、今月はgTLD、新gTLDの登録件数がわずかに増加したのに対し、ccTLDの登録件数は-14.31%と大きく減少しています。結果として、全体では5.60%(20,638,056件)の減少となりました。
なお、「.tk」「.ml」「.ga」「.cf」「.gq」の5つのccTLDの登録件数が激減したことが、今回のccTLD全体の登録件数の減少につながりました。これは対象の5つのccTLDのレジストラである「Freenom」でドメインの新規登録が停止されたことによる影響と考えられます。
表2 TLD別ドメイン登録件数
2023年4月25日時点:GMOブランドセキュリティ調べ
※ 委任済みのTLD基準
新規リリースのTLD情報
以下のTLDが一般登録開始・新規リリースされる予定です。詳細が未定のものは随時情報をアップデートしてまいります。興味がある方は別途ご相談ください。
※文字列によりプレミアム価格の場合もあります。
<一般登録開始(予定)の新gTLD>
<新規リリース予定の新gTLD>
「.case」
優先登録期間 :2023年6月5日~2023年7月5日
一般登録開始日:2023年8月4日
「.box」
優先登録期間 :2023年8月9日~2023年9月12日
一般登録開始日:未定
新サービス
簡易かつ安価な不正ドメイン対策サービス「GMOドメインブロック」に<金融ビジネス向け>パッケージが新登場
「.credit」「.money」をはじめとする全5種類の新gTLDが対象
∟ サービスページ:https://brandsecurity.gmo/gmodomainblock
セミナー(無料WEBセミナー)
5月25日(木)14時開催!|ブランド侵害対策|
『 インターネット上のブランド侵害対策
~AIを活用した監視システムのメリット・デメリット~ 』
講師:安達 孝裕
インターネット上のブランド侵害対策として注目を集めている、ブランド侵害監視の「AI」分析のメリット・デメリットを分かりやすくご紹介します。
▶ 5月25日セミナー詳細情報
4月開催済セミナー|ドメイン/ブランドTLD|
4月に開催したセミナーを見逃してしまった方、もう一度視聴を希望される方にはメルマガ購読者限定で動画をお送りします!ご興味のある方もお気軽にお問い合わせください!
(1)徹底解説!最新実務 “ウェブブランドセキュリティ”の全て~
講師:網野 圭亮
昨今、オンライン上のブランド不正事案が悪質化/高度化してきています。今回は「ウェブブランドセキュリティ」という視点に基づいて、これからの求められる効果的かつ効率的なドメインネーム実務をお伝えいたします!
(2)新gTLDセカンドラウンドの展望 〜ファーストラウンドを振り返って~
講師:寺地 祐樹
新gTLDセカンドラウンドの申請募集が約10年振りに決定!国内企業によるブランドTLD申請の83%をサポートした弊社視点で、ファーストラウンドの振り返りと利用状況、セカンドラウンドの概要をお伝えいたします!
∟ ブランドTLD:https://brandsecurity.gmo/brandtld
|関連記事| ICANN76/新gTLDセカンドラウンドの開催スケジュール公開か?!
【お問い合わせ】seminar-admin@brightsconsulting.com
ドメイン部 メンバー紹介
古川 昇吾(ふるかわ しょうご)
GMOブランドセキュリティで初めて「空手の組手による一次面接」を経て入社した古川です。大学時代の空手先輩である営業部長の下で、商標権・ドメインネーム管理、模倣品対策やIPアドレスの移転提案の営業を行いつつ、お腹周りの脂肪を蓄えてきました。紆余曲折を経て、現在はドメインネームにまつわるサービスを全面的に対応しております。最近好きなものはバスケと刑法とPythonとウィトゲンシュタインで、脂肪を落とすために毎晩野菜スープを食べています。
編集後記
4月より放送されている「MASHLE(マッシュル)」というアニメをご存知でしょうか?
魔法という何よりも便利かつ無敵(私が欲しい)な力?が使える世界において、それらを全部吹き飛ばして肉体の力?のみで主人公が障害を乗り越えていくストーリーとなっています。そんなマッシュルの公式サイトに使用されているドメインは『mashle.pw』です。.pwは本来パラオ(国)に使用されるTLDですが、使い方次第でドメインからもメッセージ性を出せることに改めてTLDの使い方の多様性を感じました!
ライター
- トピック:古川 昇吾・日下部 美央
- 統計情報:土田 真也
- 新規リリースのTLD情報:日下部 美央
- 新サービス:野津 絵理香
- メンバー紹介:古川 昇吾
- 編集後記:野津 絵理香
- 発行責任者:網野 圭亮
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