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新gTLDセカンドラウンドの実施がついに決定されました!!今月後半にはドメインセミナーとブランドTLD(新gTLD)セミナーを開催いたしますので、奮ってご参加ください。詳細はセミナー情報のお申込みURLからご覧いただけます。
今月号のトピックでは、ブランドの天敵である模倣品について取り上げています。年々変化し続ける模倣品を取り巻く状況について、近年の動向と模倣品対策の必要性についてご紹介します。
セミナー(無料WEBセミナー)
4月20日(木)14時開催!
『 徹底解説!最新実務 “ウェブブランドセキュリティ”の全て 』
講師:網野 圭亮
昨今、オンライン上のブランド不正事案が悪質化/高度化してきています。今回は「ウェブブランドセキュリティ」という視点に基づいて、これからの求められる効果的かつ効率的なドメインネーム実務をお伝えいたします!
➡ 4月20日セミナー詳細情報
4月25日(火)14時開催!
『 新gTLDセカンドラウンドの展望〜ファーストラウンドを振り返って~ 』
講師 :寺地 祐樹
新gTLDセカンドラウンドの申請募集が約10年振りに決定!国内企業によるブランドTLD申請の83%をサポートした弊社視点で、ファーストラウンドの振り返りと利用状況、セカンドラウンドの概要をお伝えいたします!
➡ 4月25日セミナー詳細情報
|関連記事| ICANN76/新gTLDセカンドラウンドの開催スケジュール公開か?!
トピック |「made in japan」として偽物が輸出される時代が近づいている・・?!
今年2月に、国内の大手自動車メーカーの偽物エアバッグが日本から海外へ輸出されていた事件が発覚しました。事件の概要は、海外から調達されたエアバッグの部品や偽のエンブレムを日本国内の工場で組み立て、大手自動車メーカーの企業ブランドを装って米国など約40カ国に輸出していたというものです(※)。
模倣品の製造工程は時代とともに変化してきており、従来は1つの拠点で製造からパッケージングまで行われていたものが、2010年代になり、個々の部品製造やパッケージングが分散して行われるようになりました。近年では模倣品の製造拠点は東南アジア地域内にも広がりを見せており、その動きは財務省の発表している模倣品の「仕出国(地域)別 輸入差止件数の統計データ」(次表)からも読み取ることができます。
表:仕出国(地域)別 輸入差止件数構成比の推移
出典:財務省. 「令和4年の税関における知的財産侵害物品の差止状況(詳細)」
https://www.mof.go.jp/policy/customs_tariff/trade/safe_society/chiteki/cy2022/20230303a.htm
(参照2023-3-31)
今回の事件で、日本が偽物のアッセンブリ工場(組み立て工場)となっていたことがわかり、模倣品の製造は中国、アジア地域を超えて、その足が日本にまで及び始めたことが浮き彫りになりました。越境ECの発展で部品などが容易に入手可能になった今、模倣品の製造は場所を選ばなくなり、これまで品質で高い評価を得ていた「made in japan」の信頼に対する大きな脅威といえます。
模倣品の蔓延は、企業の売上げに影響を及ぼすだけでなく、ブランド価値の低下、製品によっては重大な事故や消費者の健康被害を招く可能性もあります。「made in japan」が狙われるいま、日本企業は模倣品への対策をより一層意識する必要があります。企業が取り得る模倣品対策のひとつとしては、ウェブ上の流通チャネルの監視が挙げられます。弊社では世界中のウェブサイト・ECサイト・SNSサイトに対応し、監視からテイクダウンまでワンストップでサポートしておりますので、模倣品対策でお困りの方はぜひご連絡ください。
統計情報
表は、ccTLD/gTLD/新gTLDの3つのTLD種別における、全体のドメイン登録件数とその内訳を示しています。カッコ内の数字は前月との比較となりますが、今月はすべてのTLD種別について増加がみられました。なかでも新gTLDの増加率が最も高く、+0.76%となっています。登録件数全体では0.24%(866,694件)の増加となりました。
表:TLD別ドメイン登録件数
2023年3月25日時点:GMOブランドセキュリティ調べ ※委任済みのTLD基準
新規リリースのTLD情報
以下TLDがリリースされる予定です。詳細が未定のものは随時情報をアップデートしてまいります。興味がある方は別途ご相談ください。
※文字列によりプレミアム価格の場合もあります。
「.watches」
サンライズ登録:2023年3月28日~2023年5月27日
登録要件:TMCHへの登録
一般登録:2023年6月7日
サンライズ・一般価格(税抜):60,000円
登録要件:なし
URL:https://identity.digital/news/announcing-upcoming-launch-of-watches-tld/
「.nexsus」「.zip」「.dad」「.mov」「.foo」
サンライズ登録:2023年4月2日~2023年5月3日
登録要件:TMCHへの登録
一般登録:2023年5月10日
登録要件:なし
「.prof」「.esq」「.phd」
サンライズ登録:2023年4月2日~2023年5月3日
登録要件:TMCHへの登録
一般登録:2023年5月10日
登録要件:なし
URL:https://www.registry.google/announcements/launch-details-for-eight-new-tlds/
「.forum」
サンライズ登録:2023年4月12日~2023年5月10日
登録要件:TMCHへの登録
一般登録:2023年05月17日
登録要件:なし
URL:http://www.nic.forum/
※上記サイトはメンテナンス中の場合があります。
「.channel」
先行登録:2022年6月8日 ~ 2024年6月30日 ※保護目的での登録は現在受け付けておりません。
一般登録:未定(延期)
登録要件:SSL証明書(HTTPS)が必須です。
※ウェブ上でコンテンツを配信されるクリエイターの方などが対象
URL:https://www.registry.google/policies/registration/channel/
「.polygon」(NFTドメイン)
2023年3月14日にアンストッパブル・ドメインズ(Unstoppable Domains)とポリゴンラボ(Polygon Labs)は「.polygon」(NFTドメイン)のリリースを発表しました。GMOブランドセキュリティなら煩雑な手続き不要でNFTドメインが取得いただけます。
| 関連サイト | NFTドメインオーバライドサービス
新サービス
GMOブランドサーベランス
ウェブ上のあらゆるブランド侵害をリーズナブルな価格で監視できる「GMOブランドサーベランス」をリリース予定!!このツールはAIを活用しており、発見・監視からテイクダウンまでワンストップで対応が可能です。
【お問い合わせ】https://form.brandsecurity.gmo/form/counterfeit/bms
ドメインあんしんリリース
意図せずドメインを手放してしまうこと(リリース)でブランド侵害に繋がるケースは多々あります。それらのリスクを防ぐために、ドメインネームマネジメントのプロを介して安心安全にドメインをリリースしませんか?
不更新・リリースを検討しているドメインがあればぜひご連絡ください!
【お問い合わせ】https://form.brandsecurity.gmo/form/dn/consulting
ドメイン部 メンバー紹介
野津 絵理香(のづ えりか)
GMOブランドセキュリティ史上初めての「フットサル採用⚽」で入社しました野津です。現役の時には低身長(155cm以下)ながらセンターバック(DF)を任されていました。現在は営業を経て、ドメイン部にてSSL証明書発行の対応・ドメインにまつわる調査レポートの作成等を担当しています。昨今はどの業界においても、Web(SNSを含む)が必須となっており、デジタルブランド資産とまで呼ばれる時代となっています。現役の選手さながらに、フットワーク軽く即レス対応で皆様のブランドもガッチリと守ってまいります!
編集後記
4月に入り新生活をスタートされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
うちの娘も4月から保育園の年少さんになりました。気付かないうちに色々とできることが増えてきて、ふとしたタイミングで驚かされることもありますが、子どもらしい間違いもあったりして見ていて楽しい日々です。先日、スーパーの菓子パン売り場で嬉しそうに「ホットケーキ食べたい」と手に取ったものは「どら焼き」でした。惜しい!
そうした子どもの自由な発想から学ばせてもらうことも多々あり、私も先入観にとらわれない柔軟な発想をもって仕事に向き合いたいと思います。(土田)
ライター
- セミナー:野津 絵理香
- トピック:安達 孝裕・日下部 美央
- 統計情報:土田 真也
- 新規リリースのTLD情報:日下部 美央
- 新サービス:野津 絵理香
- メンバー紹介:野津 絵理香
- 編集後記:土田 真也
- 発行責任者:網野 圭亮
【問い合わせ】https://form.brandsecurity.gmo/form/other/brandtodaycontact