前回のあらすじ
TMB45で22類を担当する網野セイルがライバルグループCLAIMへの加入を検討していることを聞きつけた高木とリサ。TMB45グループ内ではセイルに対するメンバーの様々な意見が飛び交っていた。さらに8類の砥石銛剣の熱愛疑惑が生じたことで、TMB45は解散の危機を迎えていた・・・。
詳しくはこちら→https://brandtoday.media/2020/02/07/tmb45-spin-off1/
土方さん、TMB45が解散の危機っていうのは本当ですか?
はい。セイルくんの引き抜きの件から特許と商標を比較して落ち込んでいるメンバーもいますし…。
特許と比較?確かにそんなメンバーもいたね。
どうして特許と比較して落ち込むの?
確かに…どうしてだろう?
というか、特許自体よくわかんない。
土方さん知ってる?
私も専門外なので知識は浅いのですが・・特許権が発明を保護する為に権利ということは知っていますか?
うん、なんとなく知ってる!
特許権は特許出願の日から20年権利を保有することができます。つまり、この20年間、発明者は発明の権利を独占することができるんです。
ふむふむ。20年が過ぎたらどうなるの?
特許権は消滅し、誰でも自由に利用ができるようになります。
へえ〜!どうして発明者が権利を独占できる期間が決まっているの?
発明には莫大なお金や時間がかかります。新しく発明された技術が広く解放されてしまったら、発明者はどう思うでしょうか?
私だったら嫌だなあ…発明意欲なくなっちゃうかも。
みんなそうでしょうね。そのために、特許権は発明を発明者の財産として認めてあげるんです。ただし、この独占権の期間を永久的にしてしまうと、今度は技術の進歩が停滞する可能性があるんです。
どうして?
特許権が消滅して解放された技術を基に新たな発明が生み出されるからですよ。
なるほど!ってことは特許は企業を支えるとても大事なものなんだね。
そうです。そしてメンバーはそのことにコンプレックスを感じているようなんですよ。
コンプレックス?
ええ。特許権は一般の人たちにもわりとよく知られています。商標のことはよく知らなくても特許は知っているという人たちは結構います。知的財産=特許というイメージがあるようです。
ふむふむ。
特許グループの方が華やかだってメンバーも言ってたね。
そうですね、知的財産というと特許のイメージが強いのは事実です。
ふふふふふ、さすが土方さん。よくわかっていらっしゃる。
!
どなたですか!?
君は!?