転売目的?“令和”を商標データベースで見てみた。

  

新元号発表からもうすぐ一ヶ月。熱も冷めてきたときだからこそ、少し探ってみました。

国内では商標登録させないことになっていますが、海外の動きはどうなのでしょうか?

中国では既に登録されてる、と話題になりましたが、他国でも同じようなことはあるのでしょうか?

  

”reiwa”で検索


  

”令和”では、中国圏ではない場合、図形商標扱いとなってしまいますので、今回は、 いつもお世話になっているGlobal Brand Databaseで ”reiwa”で検索をしてみます。

オーストラリアでは、”令和”が発表される前から、”reiwa”というウエスタンオーストラリア州の不動産協会がありました。

  

引用: https://www.wipo.int/branddb/en/index.jsp

  

オーストラリア以外を見てみると。。

  


引用: https://www.wipo.int/branddb/en/index.jsp

  

韓国とインドネシアで個人の方が出願をしていました。出願日からみると、発表後にドメインの占有と同じように考えたのかな?とも思いますが、具体的なビジネスの可能性もありますので、出願されている事実はあるという結論です。

因みに、ドメインでもあった綴り違い”leiwa”を出願してしまった人はいるのか見てみましたが、結果はゼロ

ドメインより出願に手間もお金もかかりますので、さすがに凡ミス出願はありませんね。

  

話題になったら権利は狙われる


  

今回の新元号は非常に話題になり、何が取られた、取られてないという報道は各サイトで流れていますが、事業責任者の皆様は是非この機会に、知的財産権の取得タイミングを見直しましょう。

商標の取得は、国内であればミニマム10万円程度です。海外であれば、ミニマム20万円程度で取得することができます。10年間の権利ですので、年間1,2万円のコストです。

「事業がうまくいったら取得する」ということはよく聞きますが、事業がうまくいったときは、他者もそのことは知っており商標取得をしようと思ったら、時すでに遅しということはよくあることと思っておきましょう。

他者が先行して商標を出願・登録したとなれば、ビジネスは止まります。ライセンスという方法もあるかもしれませんが、時間もかかりますし、簡単に先ほど出した金額は吹っ飛ぶでしょう。

したがって、事業を立ち上げるときの必要な予算として、商標取得の費用は見込んでおき、必ず製品(サービス)リリース前に出願を終えておくことを新元号からの常識としましょう。

  


〈ライタープロフィール〉
寺地 裕樹(てらち ゆうき)

GMOブライツコンサルティング株式会社
営業本部 IPソリューション部

2008年に入社後営業部の主力メンバーとして、営業数字を牽引。2012年には、当時最年少で営業部部長に就く。現在は、商標・ドメインネームに関するコンサルティングを主に行うIPS部、営業部、営業管理部を率いる営業本部副本部長として従事。趣味は、家族と週末農家、インラインスケートなど。

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