ブラジルにおけるeコマース(電子商取引)に関する新規則導入

2013年5月15日、Registro.brはブラジルでの電子商取引に関する新規則を導入しました。なお、この規則はeコマースのウェブサイトの運用に影響しますが、ドメイン登録の条件には影響しません。

この新規則によると、ブラジルでeコマースウェブサイトを通じて商品を販売またはサービスを提供する企業は消費者に対して正確な情報を提供する必要があり、特に以下の4点に関する情報をウェブサイトに明記しなければなりません。
なお、別のドメインに転送されている場合は、転送先のドメインも新規則の対象になります。

 

1. 販売主体

  • eコマースのプロバイダ(=ドメインの登録者)の社名
  • ブラジルの納税者番号
  • プロバイダの連絡先情報すべて(住所、電話番号、ファックス番号、メールアドレスなど)

 

2. 商品情報と販売条件

  • 商品の特徴、商品の安全な使い方
  • 商品代金に含まれていない必要料金があれば(例えば送料や保険付送料など)必ずその内容及び金額
  • 利用できる支払い方法や支払いの期限

 

3. 共同購入型のウェブサイト(Group Offers)

  • 割引が適用される最低購入数
  • 販売条件

 

4. 購入のキャンセル

  • サービスについての問い合わせ窓口
    (購入のキャンセルサポートも提供する必要があります。商品が届いてから7日以内であればキャンセルが可能です。)

 
上記の新規則に違反した場合には、次の罰則が科せられます。

  • 反則金
  • 商品の押収
  • ドメイン登録の取消
  • ブラジルでの事業活動の禁止など
    (罰則は企業の規模や被害にあった消費者数により異なります。)

 
本件に関する詳しい内容につきましては、お問い合わせください。