新gTLD申請者ガイドブックの第4ドラフト公開

日本時間の6月1日、ICANNが新gTLD申請者ガイドブック(Draft Applicant Guidebook, DAG)の第4ドラフトを発表しました。

第1ドラフトは、2年前の新gTLD導入の検討が始まった当初に出ましたが、それからICANNが新gTLDの適正な運営の検討のために設立された様々なチームの提案や、一般ユーザーでも参加できるパブリックコメントから出た意見をもとにドラフトを3回修正してきました。

今回のドラフトはほぼ完成に近いものであり、今年中に発表される予定の最終ドラフトに向けて検討が続きます。これから7月21日までにパブリックコメントが受け付けられ、6月20日からベルギーの首都ブリュッセルで行われる第38回ICANNミーティングで討論する機会も設けられます。

今回の大きな変更点は、‘Trademark Clearinghouse’(保護すべき商標に関するデータが蓄積されるデータベース)など、新gTLDにおける商標保護措置が含まれていることです。しかし、大きな論点になり得るのは、ICANN公認レジストラからの新gTLDの申請を受け付けない、つまりICANN公認レジストラが新gTLDのレジストリになれない等、いわゆるレジストリ・レジストラ垂直統合・分離に関連する点です。

弊社では、新しいドラフトの内容を確認する上、ブリュッセルにも代表を送り、議論の進展を注視しています。

 
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