ついに承認された「.amazon」 従来のブランドTLDとは異なったアマゾンらしい運営はなるか?!【ブランドTLD・新GTLD】

新gTLDのファーストラウンドで申請され、さまざまな議論をされてきた「.amazon」に対する方向性が採択されました。

これまでの「.amazon」の経緯


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2012年 Amazon社が「.amazon」を申請。アマゾン川と接する南アメリカ大陸の国々は、これに対して反対の意見をあげていた。
2014年5月14日 ICANN理事会が、「.amazon」の申請を中止させる。
2016年3月 Amazon社は、ICANN理事会の決定もしくは行為に対しての異議申し立てを行うべく、第三者による独立審査を求める。
2017年5月 ICANNの外部に設置された第三者機関から依頼されて実際の審査を行う、”独立審査パネル”の審尋が行われ、「ICANN理事会が採用した結論には、根拠がなかったという結果」が出される。
2018年9月16日 ICANN理事会が「.amazon」に対する決定事項を採択。ようやく承認へ。

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Amazon社とアマゾン川を囲む国々の間の交渉の末、Amazon社が「.amazon」を独占運営するのではなく、、アマゾン川を囲む国々で占められる”Amazon Cooperation Treaty Organization (ACTO)”との共同運営がされていく予定のようです。詳細は未定であるものの、従来のブランドTLDと異なった共同運営という形で今後動かされていくことが明らかになりました。

「.amazon」の今後の展開に注目


Amazon社が新gTLDプログラムにおいて最大な投資をかけており、潜在的な利益を予測している会社であるため、今後、政府との共同運動で、どのように「.amazon」を活用していくのか、注目です。

 

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〈ライタープロフィール〉
Michael Flemming

GMOブライツコンサルティング株式会社
IPソリューション部/シニアコンサルタント
consul@brights.jp

2012年入社後、商標、ドメインネーム、新gTLD業務を対応。
第46回ICANN北京ミーティングから遠隔地参加及び現地参加を続けて担当し、レジストリ、レジストラ、ICANNポリシー、ドメインネームポリシー、また新規サービス導入をメインに活動。流暢な英語と日本語スキルを駆使しながら、海外の考え方を考慮したコンサルティングでお客様に寄り添います!