2008年6月にフランス、パリで開催された第32回ICANNミーティングにて、「新gTLDプログラム」の導入が正式に発表されました。「新gTLD プログラム」は、知的財産のひとつであるドメインネームやインターネットにおけるブランディング戦略を大きく変化させるものであり、従って知的財産のスペシャリストであるブライツコンサルティングでは、2009年4月1日に新gTLDチームを発足し、約2年に渡りプログラムに注目をしてきました。
我々は、過去のICANNミーティングに参加する他、ICANNや関連組織の関係者と議論を行い、このプロジェクトの実行に伴う多様な資料を研究し、マーケティングのシミュレーションを実施しております。また、このプログラムをより多くの方々に、紹介したいと思っております。
下記で述べる通り、ICANNによる「新gTLDプログラム」の導入は2010年中に開始される予定でありますが、これまで、3回のラウンドを経て「21のgTLD」が導入されました。
- 1998年以前:.com, .net, .org
- 2000年:.aero, .biz, .coop, .info, .museum, .name, .pro
- 2003年:.asia, .cat, .jobs, .mobi, .travel, .tel など
2010年に申請がスタートする新gTLDは、世の中の多様性を反映するトップレベルドメインの拡大化を意味しており、TLD導入の4回目のラウンドに当たります。それは、.comのような限られた選択肢だけではなく、.sushi(一般名称)や.brand(ブランド名)など、どの形のTLDでも申請が可能であり、インターネットの実態を変化させる力を持つ、「インターネット市場における不動産」の出現となります。
このようなTLDは、世界における識別性が高く、今まで存在しなかった強力なマーケティングツールとなります。この新gTLDを使用して、世界を相手に情報・商品・サービスの提供、プロモーション、キャンペーン、教育などを行うことで、企業に対する認識を強化させることができるでしょう。
ブライツコンサルティングの新gTLDチームは、韓国、アルゼンチン、イギリス、ロシア、ドミニカ共和国そして日本からの、知的財産と深い関わりを持つメンバーにて構成されており、グローバルな対応をしております。
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