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セキュリティ対策は、サイバー攻撃やフィッシング詐欺のリスクに対応するため、ますます重要になっています。その中でもDMARC(Domain-based Message Authentication, Reporting & Conformance)は、特にメール偽装やフィッシング対策の中心技術として注目されています。また、BIMI/VMC(ブランド識別インジケーター/認証マーク証明書)を導入するためには、DMARCの設定が不可欠です💡
第11回の今回は、電気・ガス業界のDMARC取り組み状況を調べてみました!
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📣DMARC設定の概要🔐
DMARCは、送信ドメインの正当性を検証するために使用され、企業が「reject(拒否)」「quarantine(隔離)」「none(何もしない)」という異なるポリシーを設定することで、受信側に対してどのように処理されるべきかを指示します。
DMARCの仕組みについて、詳しい情報をご覧になりたい方は、こちらのリンクをご参照ください。
[Google/メール送信者ガイドライン厳格化による企業の取り組みは?DMARCレコード設定の実態調査をしてみた。]
GMOブランドセキュリティのVMCサービス紹介ページは、こちらのリンクをご参照ください。
なりすまし対策↗
📣各企業のDMARC設定状況⚡
さて、電気・ガス業界における主要企業のDMARC設定状況を見てみましょう🔍


電気・ガス業界におけるDMARC設定状況には企業ごとに異なる取り組みが見られ、セキュリティ対策におけるアプローチにも違いがあります。例えば、電源開発は「quarantine」ポリシーを設定しており、不正メールを隔離する対策を実施しています。しかし、東京電力ホールディングスや関西電力など、多くの企業は「none」ポリシーを採用しており、完全なフィッシング詐欺やなりすまし防止策には至っていない状況です。また、北海道電力や東邦瓦斯など、まだDMARCを設定していない企業もあり、今後さらなるセキュリティ強化が期待されます。
全体として、DMARCを「reject」ポリシーで設定している企業は見受けられず、業界全体でのフィッシング対策の強化に向けた取り組みが引き続き重要であると言えます。
📣DMARC導入による信頼性とブランド価値の向上📈
DMARCを導入することで、自社ドメインを悪用したフィッシング詐欺を防ぎ、顧客や取引先からの信頼を高めることができます。また、BIMI と連携することで、受信者のメールアプリにブランドロゴを表示し、メールが自社からのものであることを視覚的に証明できるため、ブランド認知が向上します。これにより、受信者がメールを信頼しやすくなり、開封率の向上にもつながります📈
さらに、認証済みのメールがスパムフォルダに入るリスクが低減し、メール受信率が向上します。また、DMARCのレポート機能により、不正メールの発生状況を可視化し、セキュリティ対策を強化することも可能です。ブランドロゴが表示されることで、日常的にブランドに触れる機会が増え、セキュリティ対策とブランドマーケティングの同時強化が実現します💡(ブランドセキュリティ)
DMARCポリシーの設定や引き上げについてお悩みの場合は、ぜひGMOブランドセキュリティまでお問い合わせください! また、VMCの発行も承っております 🛡️🔐
次回は、「建設業界🏗️」についての調査結果をご報告します💡
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【調査方法】
本調査は、日本市場の業績ランキングを基に、各企業のDMARCおよびBIMIの設定状況を確認しました。
ランキングはStrainer(URL)を参考にしています。
<https://strainer.jp/markets/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%B8%82%E5%A0%B4?sort_key=market-cap>
【調査対象】
業種別の売上高ランキング上位20社
【調査時期】
2024年10月25日~10月30日
【対象ドメイン】
各企業のブランド名に対応する「.com」「.co.jp」「.jp」のドメインのうち、最も高いポリシーが設定されているドメインを抽出しています。
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