10月1日~と決まったミャンマー新商標法施行前の「Soft Opening」期間開始の直前企画として、急遽告知させていただきました意見交換会は、直前のご案内にも関わらず、予想をはるかに超える多数のお申込みをいただき、
「自分では調べきれない情報を得ることができ、とても役に立った」
「過去の別セミナーや、自力で収集した情報と重複もあったが確認や知識の補強に役立った」
など、大変好評のうちに無事終了いたしました。
今回の意見交換会に先立ち、これからミャンマー新商標法のもと、商標権利化を計画または検討していく日本企業が抱える不安や疑問、ミャンマー新知財庁からのアナウンスに関する要望を事前に広く募集させていただきました。
ゲストスピーカーとしてお迎えした国際協力機構(JICA)知的財産行政アドバイザー 高岡裕美氏には、それに対応する形で、回答・解説をしていただきましたため、一方的な制度情報の提供にとどまらず、双方向性のある企画とすることができました。
新設されるミャンマー知財庁が目指す姿や、判断の拠り所となる基準や考え方を実際に現地知財制度の構築に携わられているアドバイザー高岡氏の言葉で説明いただけたことで、まだ決定していない詳細は残るものの、全体像が把握でき、特に今後取り掛かるべき申請実務の準備や開始時期、実質的なデッドライン、などスケジュールなども、かなり明確になってきた印象です。
この意見交換会開催の前日である9月29日に行われた、ミャンマー政府によるユーザ向け説明会で開示された内容が、まさに事前に寄せられた疑問点や不安をクリアにするケースも多く、説明会参加直後の高岡氏から、最新情報で返答を得られたという意味でも、この時期の開催でタイミングよくお役に立てたのではないかと思います。
開催前予想の3倍以上の参加お申込みと、想定以上に沢山のご質問が集まった都合で、高岡氏とご参加の皆様個々の対話形式は諦めざるを得ませんでしたが、より多くの方に最新情報をお届けし、より多くの方からご質問をお寄せいただけたことは、会の趣旨に照らして大変喜ばしいことでした。
【当日の質問と回答資料の抜粋】
【スピーカー】
高岡裕美(たかおか ひろみ)
国際協力機構(JICA)知的財産行政アドバイザーとして2018年3月よりミャンマーに駐在。日本で培った実務の経験・知識を基に、ミャンマー教育省で担当者の指導にあたる。ミャンマーにおいては初の知財法整備ということで、既に知財の法治に慣れ親しんだ日本企業が期待する感覚を現地に伝え、国際社会において信用される知財制度構築を目指す。
【参考】
商標法・省令・意匠法・特許法・著作権法の日本語訳(JICAミャンマー知的財産行政プロジェクト)
北川智久(きたがわ ともひさ)
GMOブライツコンサルティング営業部部長として、国内大手企業を中心に商標・ドメイン・ブランド関連のソリューション営業を統括。お客様の課題や目的、現場の声を代弁し、当社の多岐にわたるサービスラインナップから最適な組み合わせ、最適なオプションを柔軟にご提案。ミャンマー商標法スタートにおいても、お客様への有益な情報提供とスムーズな権利化支援がミッション
矢島崇成(やじまたかなり)
GMOブライツコンサルティングIPソリューション部本部長として、商標部門を統括。本意見交換会において、今後商標を出願する日本企業側の目線で、多数の質問より時間内で触れるべき重要な質問を選定し、参加者の皆様を代表して、高岡氏への質問、対談を担当。ミャンマーの新商標法施行にあたっては、クライアントである日本企業の権利化を確実にご支援することがミッション。
GMOブライツコンサルティングでは、今後も皆様の実務に直結した、役に立つウェビナーを企画してまいります。どうぞご期待ください。
【意見交換会、今後のウェビナーに関するお問い合わせ】
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