2018年5月25日より、GDPRの適用及び、ICANNの暫定ポリシーの採択により、gTLDによっては、レジストリとレジストラごとに異なったWHOIS情報が表記されています。今後はICANNの決定に順応していくことが考えられます。
現在、非表示にされた登録者情報にアクセスができないため、登録者情報を取得するアクセス条件を持つ警察やブランド権限者、またはセキュリティ対策の関連の方々等に向けたアクセス権限の付与を許可するための制度導入の動きがあります。これは”段階的アクセス”と呼ばれており、GDPRが定めるアクセス条件を満たすものに対して、最低限の登録者情報へのアクセス許可をするという考えです。
既に、いくつかのレジストリとレジストラは、アクセス条件を満たすものに対して、必要な情報取得を認めるためのシステムを自主的に導入しています。
例えば、世界2位レジストラであるTucowsは、今日のプレスリリースでtieredaccess.comの段階的なアクセスについて明確にしました。
画像出典:https://tieredaccess.com/login
また、ICANNは、今後注目される課題として6月18日に”ユニフォームアクセスモデル”を公開しました。
画像出典:https://www.icann.org/news/blog/data-protection-privacy-update-seeking-community-feedback-on-proposed-unified-access-model
これは、すべてのレジストリとレジストラは、アクセス条件を持つものに対して、必要な情報のアクセス権限を許可するといったモデルを提案した内容。今後、内容が固まっていくものと考えられ、早くても2018年12月には、このようなモデルの導入が実現されるのではないかと考えられます。
本件は、来週の6月25日~28日まで行われる、パナマシティで。開催される第62回ICANNミーティングで協議される予定です。引き続きご報告いたします
弊社では、以下をはじめとする各種対応が可能ですので、弊社HPも併せてごらんくださいませ。
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