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サイバー攻撃やフィッシング詐欺がますます巧妙化する中、企業のセキュリティ対策は重要性を増しています。特に、企業が採用するDMARC(Domain-based Message Authentication, Reporting & Conformance)は、なりすましや偽装メールを防ぐための効果的な技術として注目されています。また、BIMI/VMC(ブランド識別インジケーター/認証マーク証明書)を導入するためにも、DMARCの設定が不可欠です💡
第2回の今回は、卸売業界のDMARC取り組み状況を調べてみました!
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📣DMARC設定の概要🔐
DMARCは、送信ドメインの正当性を検証するために使用され、企業が「reject(拒否)」「quarantine
(隔離)」「none(何もしない)」という異なるポリシーを設定することで、受信側に対してどのように
処理されるべきかを指示します。
DMARCの仕組みについて、詳しい情報をご覧になりたい方は、こちらのリンクをご参照ください。
[Google/メール送信者ガイドライン厳格化による企業の取り組みは?DMARCレコード設定の実態調査をしてみた。]
📣各企業のDMARC設定状況🏢
さて、卸売業界における主要企業のDMARC設定状況を見てみましょう🔍
卸売業界におけるDMARC設定は企業ごとに異なるアプローチが見られます。「reject」ポリシーを設定する双日やマクニカホールディングスは、不正メールの拡散防止に強力な対策を講じており、信頼性の確保に貢献しています。「quarantine」ポリシーを設定している豊田通商、住友商事、PALTACなどの企業は、不審なメールを迷惑メールフォルダに振り分け、警告を出すことで効果的に対策しています。
一方、多くの企業が「none」ポリシーを採用しており、完全な防止には至っていないものの、全体的に業界のセキュリティ対策は着実に進展しており、さらなる改善が望まれます。
📣DMARC導入による信頼性とブランド価値の向上📈
DMARCを導入することで、自社ドメインを悪用したフィッシング詐欺を防ぎ、顧客や取引先からの信頼を
高めることができます。また、BIMI と連携することで、受信者のメールアプリにブランドロゴを表示し、
メールが自社からのものであることを視覚的に証明できるため、ブランド認知が向上します。これにより、
受信者がメールを信頼しやすくなり、開封率の向上にもつながります📈
さらに、認証済みのメールがスパムフォルダに入るリスクが低減し、メール受信率が向上します。また、DMARCのレポート機能により、不正メールの発生状況を可視化し、セキュリティ対策を強化することも
可能です。ブランドロゴが表示されることで、日常的にブランドに触れる機会が増え、セキュリティ対策と
ブランドマーケティングの同時強化が実現します💡(ブランドセキュリティ)
DMARCポリシーの設定や引き上げについてお悩みの場合は、ぜひGMOブランドセキュリティまでお問い
合わせください! また、VMCの発行も承っております 🛡️🔐
次回は、「石油・石炭製品⛽」についての調査結果をご報告します💡
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【調査方法】
本調査は、日本市場の業績ランキングを基に、各企業のDMARCおよびBIMIの設定状況を確認しました。
ランキングはStrainer(URL)を参考にしています。
<https://strainer.jp/markets/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%B8%82%E5%A0%B4?sort_key=market-cap>
【調査対象】
業種別の売上高ランキング上位20社
【調査時期】
2024年10月25日~10月30日
【対象ドメイン】
各企業のブランド名に対応する