第61回ICANNプエルトリコミーティング【ブランドTLD・新GTLD】

2018年3月10日~15日まで開催される第61回ICANNプエルトリコミーティングに参加予定です。参加予定者は、ブランドTLD担当フレミング・マイケル、渉外担当モレル・グレゴリーの計2名です。

ICANNについての記事はこちらを併せてご覧ください。

重要な議題とは

1.GDPRに適用するWHOIS制度のモデル

本ミーティングで注目度が高い課題は、General Data Protection Regulation(一般データ保護規則*以下略GDPR)に影響される、今後のWHOIS制度に関わる議論です。ようやくGDPRに適用するWHOIS制度のモデル導入する方向となりましたが、この動き出しは遅く、前回のICANNアブダビミーティング以降、GDPRに適用するモデルを探っている中で、一部のWHOIS情報を非開示化するTLDが少しずつ表れています。

先日、ICANNは、ポリシー策定決定によって実施される長期的なWHOIS制度が明確となるまでの間、短期的に適用する予定であるWHOIS制度のモデルを公開しました。それと同時に、ICANNと関わるコミュニティからは、今後のWHOIS制度のモデルについていくつかの提案が挙げられました。プエルトリコミーティングは、主にこのWHOIS制度のモデルに対する議論に集中すると考えます。(こちらの記事も併せてご欄ください)。

2.予算

最近でICANNコミュニティにおける議論が高まっている課題として、ICANNが予定しているFY19(2018年7月~2019年6月)の予算公開が挙げられました。2012年に開始された、インターネットスペースを拡大させるための新gTLDプログラム以降、予算とスタッフ人数を増加したICANN。新gTLDプログラムの申請者は、FY18で殆ど処理手続きを終えるため、予算を5百万ドル削減することが求められます。何を削減していくか、重大な議論となるのです。また、現時点でFY19の予算に次回新gTLD申請受付に関わるコストを見積もっておらず、これは、次回新gTLDの申請開始タイミングに影響を与える可能性があると考えております。

その他、ミーティング参加後に本サイトにて詳細のご報告をさせていただく予定です。

参照:https://meetings.icann.org/en/sanjuan61

弊社では、以下をはじめとする各種対応が可能ですので、弊社HPも併せてごらんくださいませ。