みんな大好きRamenが世界で商標登録されているんです

 

シンガポールではここ数年、日本のラーメンへの注目は高まる一方で、2017年現在約100店舗のラーメン専門店が軒を連ねており、その勢いはとどまることを知らず、シンガポールで初となるラーメンイベント「Ramen Revolution2017」が7月に開催されるようです。日本のラーメンの海外での人気は留まることを知らないようです。

 

 

商標登録状況から見える寿司の人気

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商標名「ramen」での登録は487件。1番多く所有している国は92件でアメリカ。次いでシンガポールで62件、3番目に49件でインドネシアという結果でした。

 

1位アメリカ:商標取得状況

アメリカで1番多く商標権の取得をしている権利者は「Jinya USA Inc Corporation」等JINYA関連の会社。「RAMEN JINYA」商標を筆頭に10件の商標を取得しております。同店は東京・恵比寿からロサンジェルス、NYなど北米に展開するラーメン・チェーン店。ロサンゼルスだ、ラスベガス、シアトル、ニューヨーク、バンクーバーにも店舗展開をしている人気店とのこと。

アメリカ92件の区分取得状況は下記図通りです。43類が圧倒的に多く、次いで30類が多いことがわかりました。

 

2位シンガポール:商標取得状況

シンガポールで1番多く商標権の取得をしている権利者は「KEISUKE SINGAPORE PTE. LTD.」。「ramen keisuke」商標を筆頭に9件の商標を取得しております。シンガポール内に十数店舗を展開する人気店。シンガポール人はこってりとしたラーメンが好きなようで、いつ行っても行列の絶えない店としても有名

シンガポール62件の区分取得状況は下記図通りです。43類が圧倒的に多く、次いで30類が多く、アメリカと同様の結果であることがわかりました。

 

人気ラーメン店の小売り展開

今や人気ラーメン店ともなると、自宅で楽しめるラーメンセットやカップ麺での小売り販売の展開がメジャーとなっています。行列に並ばずとも自宅で人気ラーメン店の味が楽しめるとあって、「宅麺.com」等、ラーメン専門のサイトも増えているようです。

権利範囲は足りていますか

権利範囲:区分や指定商品役務
飲食店名・レストラン名は第43類「飲食物の提供」により商標権の保護をきちんとされている方が多いのではないでしょうか。

店内での人気メニューを袋詰めの状態にして販売したり、カップラーメンの販売を行うには、第30類「(商品)」の商標登録が必要となる場合があります。

 

権利範囲:対象国

商標を出願してから登録に至るまでには時間を要します。

今後ビジネス展開をする予定の国で、既に第三者が同様の商標名でビジネスを開始している可能性はありませんか?将来的に広げたいビジネス領域や他社に侵害されたくない領域をきちんと守れていますか?どの範囲まで守るか決められていますか?