世界中で多くの商標が日々出願・登録されています。
そこで、今回は世界一の経済大国であるアメリカの、
2016年商標権出願数ランキングをご紹介します!
では、10位から…
10位:ALcon(スイスに本社を置く企業。主にコンタクトレンズ等の眼に関する商品を販売。日本法人もあるため、聞いたことがある方もいるのではないでしょうか?)
9位:Merck Co(アメリカに本社を置く、世界的な製薬会社)
8位:Garnier(フランスに本社を置く、主にコスメを販売している企業)
7位:Comcast(アメリカに本社を置く、ケーブルテレビ・情報通信・メディアエンターテイメントの企業)
6位:Mattel(アメリカに本社を置く、おもちゃメーカー)
5位:GlaxoSmithKline(イギリスに本社を置く、製薬会社)
4位:The Walt Disney Company(アメリカに本社を置く、きっとみなさんもご存知のディズニーの会社)
いよいよトップ3…!
3位:Time Warner:(アメリカに本社を置く、映画製作会社)
2位:CBS Corporation(アメリカの3大メディア・コングロマリットのひとつ)
そして、堂々の1位は!
LG Corporation
トップ10はやはり全て大企業ですね。
ちなみに日本企業はランキングにありませんでした…
今回のトップ10に入った企業のうち、
4社がアメリカ以外に本社を置く企業となっています。
また、1位が非欧米圏の企業とは驚くべき結果かと思います!
LGは主に電化製品を扱う韓国企業ですが、
2016年に433個、2015年に661個の商標出願を行っています。
また、過去5年間全て200個前後の商標出願をアメリカで行っています。
2016年にLG Corporationがアメリカで出願を行った商標をGlobal Brand Databaseで見てみました。
LG Corporationは、商標・区分ともに様々出願しており、
例えば、
LG FORCEは9類で、イヤホン・ヘッドフォンを指定商品として出願をしています。
そして、LGの公式サイトを見たところ、
LG FORCEのイヤホンが掲載されてました!
出展元:http://www.lg.com/us/bluetooth-headsets-headphones/lg-HBS-S80-Black-Gray-force
また、LG Corporationのライバルとも言われる、
韓国企業のSamsungもアメリカで毎年200前後の商標を出願しており、
2016年は224個で12位にランクインしています。
LG CorporationとSamsungは同じ国の企業としてお互いを意識しあっている部分もきっと多いかと思います。
余談ですが、
過去5年間、ずっとランキングに入っていた、Apple Inc.が
2016年は84位となり、商標出願数も65個となっています。
Apple Inc.は2010年~2015年にかけては、
毎年100個以上の商標出願しており、
2011年は356個の商標出願を行っています。
2011年はiPad 2、日本でも大人気であったiPhone 4Sの発売、
また、Steve Jobsが亡くなった年でもあります。
2011年~2012年は、Apple Inc.にとって大きな変化が起きた年だったかもしれませんね。