アジアにおける新ドメイン拡大への期待 - 韓国のブラックフライデー

11月にゆかりのある特徴的な新gTLDと言えば、「.blackfriday」ではないでしょうか。11月の第4木曜日(感謝祭)の翌日の金曜日、その1日だけを指す珍しいドメインです。

それだけを聞くと汎用性の低い非常に限定的なドメインですが、登録件数は5万件を超えており、AMAZON等の大手有名ブランドも取得しています。

感謝祭の翌日の金曜日から、全米の多くの小売事業者が大幅な割引セールを行うことが恒例で、そのプロモーションのためのドメインネームであるためです。

主に米国及びその文化圏での活用が見込まれており、実際にそこで一定の人気を保っていた訳ですが、今後、その範囲が広がりそうな兆しのご紹介です。

というのも、韓国で政府がBlackFridayを設置したからです。
今年の10月1日から2週間「コリアブラックフライデー推進計画」が打ち出され、韓国国内の小売事業者に宣伝のための補助金等も出たようです。

韓国の「コリアブラックフライデーセール」は内需の発揚という目論みも然ることながら実は隣国中国の大型連休「国慶節」にタイミングを合わせた“爆買い”狙いでもあるようです。

ここでも中国の消費者がキーワードです。目当ての品をリサーチしてから“買い物旅行”をする中国の消費者を引きつけるためのツールとして、セールそのものに特化した新gTLD「.blackfriday」が意外な国で人気となるかもしれません。

情報発信者、受け手ともに、より自由にドメインネームを選択するようになってきています。もし、狙っていたTLDが既に別の誰かの所有で、登録できなかったとしても、登録状態を監視し、放棄された時に登録を試みる「バックオーダー」というサービスも提供しておりますので、お気軽にお問い合わせください。