【BRAND TODAY】トレンド企業大賞2018! <電気自動車(EV)>

2018年も残すところ僅かとなりました。BRAND TODAY では、「出願商標から見える2018年のトレンド企業」を発表いたします!「ビジネス」を守る商標からは、今後のビジネス化動向を予測することが可能です。ということは、2018年に出願件数が多い企業は、今後急成長する可能性があるかも!?

2018年に産業界の改革に大きな影響を与えたキーワードから見えてくる、今後伸びる企業とは?を、一足早くお届けいたします。

 

2018年「電気自動車(EV)」のトレンド企業


世界最大の商標データベース「GlobalBrandDatabase(以下略GBD)」で、”Electric Vehicle”を指定商品/役務に含んでいる出願商標は2,695件。その内、2018年に電気自動車関連の出願を多く行っている企業TOP5こちら。

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順位 権利者名(国名) 事業内容(URL) 出願件数
1 LGエレクトロニクス(韓国) 総合家電、情報通信メーカー(https://www.lg.com/global) 26
2 NVIDIA(アメリカ) 半導体メーカー(https://www.nvidia.com/ja-jp/) 19
3 Schréder(ベルギー) 照明システムを生産する会社(https://www.schreder.com/) 18
4 日産自動車(日本) 大手自動車メーカー(http://www2.nissan.co.jp/) 14
4 [su_highlight background=”#fffe99″]Rivian(アメリカ)[/su_highlight] 自動車技術会社(https://products.rivian.com/) 14
4 SEA Electric(オーストラリア) 自動車技術会社(http://www.sea-electric.com/) 14
4 Onewheel(アメリカ) 電動一輪スケボーの製造販売(https://onewheel.com/) 14
5 WunderCar Mobility(ドイツ) 乗物の共有アプリやサービス提供(https://www.wunder.org/) 11

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今後伸びる企業はこれだ!


4位にランクインした「Rivian」は、新興電気自動車(EV)のスタートアップ企業。2018年11月30日に最初の製品となる100%電気自動車のトラックおよびSUVを発表しまたばかりの、今、EV業界における注目の企業です。

(画像出典:https://products.rivian.com/)

マサチューセッツ工科大の卒業生により、2009年に設立された同社は、すでに、イリノイ州にある三菱自動車の工場を購入し、約5億ドルの資金調達も完了。2020年に出荷の予定をしており、量産の準備を整えてると言います。

発表されたSUV「R1S」は、スタイリッシュな外装に加え、シンプルなインテリアと内装が施されています。また、日本でも人気の出そうな7人乗り3列シートのSUVであり、今後の展開国が気になるところ。

(画像出典:https://ennori.jp/5636/rivian-r1s)

 

現時点では、展開国について公表がされていませんが、商標データベース(GBDとJ-platpat)を確認すると、2018年10月18日以降アメリカ以外への出願が盛んに行われており、カナダ・メキシコ・ヨーロッパ・日本へも出願していることがわかります。

その内、18類”旅行バッグ”、21類”お弁当箱”、25類”帽子”などといった、関連商品やカーアクセサリ用品で使用することが考えられる、幅広い商品/サービス区分を指定した具体的な権利化を進めている国が『アメリカ・カナダ・ヨーロッパでした。展開を予定している国(アメリカ・カナダ・メキシコ・ヨーロッパ・日本)で積極的な権利化を進めながらも、先んじてビジネスを開始する国(アメリカ・カナダ・ヨーロッパ)では、より強固な権利化を進めていることが予測できます。

 

EVのパイオニアとなった米Tesla(テスラ)社を出し抜く形で、新型車の販売開始への準備が進められている同社の動向から、2019年も目が離せません。

 

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〈ライタープロフィール〉
中山 礼美(なかやま れいみ)

GMOブライツコンサルティング株式会社
IPソリューション部/メディア担当
consul@brights.jp

2011年に入社後営業サポート業務に携わり、2017年5月よりメディア担当者として、商標やドメインネームの業務を学びながら記事を発信。様々な業界のトレンドを意識した記事作りの難しさに奮闘中。趣味は食べるコト、プチプラでお得感の高いものを探すこと。