【特許庁様・カヤック様に突撃インタビュー最終回】今回はあの「商標拳」作品の裏側を、作成したカヤック様側から覗けちゃいます!

   

BRANDTODAYが「商標拳」に迫る本連載の第三回目。

  

   

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最終回となった今回はさらに特別ゲストが…!

   

  

なんと、動画を作成した面白法人カヤック様です!

 

今回の企画制作・PRに関わった面白法人カヤックのメンバーの皆様です!

 

今回は、お二人が来てくださいました。

    

面白法人カヤック様といえば…

「つくる人を増やす」を理念に、鎌倉に広く居を構えるWEB制作、企画、運営会社として超有名ですね。

会社説明の事業内容が「日本的面白コンテンツ事業」。良い意味で意味がわからない、期待をそそりますね!もうこれだけでこの会社に興味しか沸かないです。

当日来てくださった総合プロデューサーのN様、ディレクターのY様。

実は入口で、あのほとばしるクリエイティブなオーラからすると、きっとカヤック様の方々なのでは…とほぼ確信していたBRANDTODAYの私たちでしたが、やっぱりそうでした!

カヤック様は今回公募によりめでたく選出され、特許庁このプロジェクトに参画し、動画を作成することになったそうなのです。厳しい戦いを勝ち抜いてきた方々なんですね…!

  

それでは、さっそくインタビュースタートです。

   


 

BRANDTODAYカヤック様は、公募の結果今回の事業を受注されましたが、いかがでしたか?

カヤック:いくつか案を出していました。案を作成する中で、とにかく重視したのは、多くの人、特に無関心層にリーチしてさらにシェアしてもらうようにすることでした。なので、全人類がわかるような、右脳でそのまま理解できるようなわかりやすいテーマであることを何より重視しました。

それと同時に、面白いコンテンツがスマホ、Netflixにあふれていますが、それと比較しても引けを取らない、面白いものだから観るというような広告を目指しました。コンテンツがあふれかえっている今、ちょっと面白いでは弱い、観ないで終わっちゃうんです。

最近、動画を観て笑ったことって何回ありますか?あまりないと思うんです。

だからこそ、そういう流れの中で伝えたいメッセージがどうしたら訴求したいところまで届くかずっと考えてました。

普通のやり方をすると、メッセージとして正しいかをまず考えると思うんです、でもそうするとどうしても説明くさくなり、面白くない世の中の広告になってしまう。

そうではなく、まずは最初に、ちゃんとユーザーの気持ちを動かすものは何なのか、ということを考え抜きました。そうしたら、カンフーっていいんじゃないの?となった。カンフーファンもいるし、キレキレの動きをしていると注目をあつめやすいし。アイデア自体は、何個かアイデアを出した上で採用されました。

 


   

BRANDTODAY:動画の反響ですが、YOUTUBEで167万件近く、Twitterでも12万近くの再生回数を誇っていますよね!

カヤック:YouTubeの再生回数については、目標再生回数は250万回だったんです。Twitterは350万回。元々、YouTubeだけというよりは、他のメディアを使用しながらとにかくシェアをさせていくことを目標としていました。

特許庁が持っている各方面とカヤックの各方面でPRすること、この2つの方向性で戦略立てていました。

ターゲットとして、中小企業経営者層だけでなく、世間でとにかく話題にしてもらい、最終的に中小企業経営者の方に届けばいいと思っていたんですね。ピンポイントで中小企業経営者だけを狙うことのは難しいので。

そもそも、再生回数250万回は広告費をかければ行く数字と考えています。

しかし、それではダメとも思っていました。そういう目に見える数字で多いねと安心するのではなく、目に見えないもの、世の中の流れとして作っていかないといけないなって。広告費をどうこうではなく、映像の中身や伝えたいことがしっかりしていないとダメだっていう信念がありましたね。

なんていうか、生きた広告を目指した感じです。ユーザーが伝えたいことを受け取ってくれたから、いいね!を押してくれているし、コメントもついた。再生回数だけ伸びてコメントが全くない、というようなものは避けたかったという思いです。

 

 

BRANDTODAY:なるほど…強い信念の元に作成されたいうことですが、その中で作成時大変だったことは何でしたか?

カヤック:苦労といえば全てですかね。

そもそもワイヤーアクションも初めてなので、テスト撮影までどれくらいの時間が必要なのかもわかりませんでした。

また、どう反響が広がるかシュミレーションし、徹底的に設計することは苦労しましたね。カヤックはネットを本業とする会社なので、こういう僕らの意識を特許庁様にも一緒に持って頂き、密に会って意見交換をするのはとても大事だったと思います。

 

 


BRANDTODAY:そもそも、商標権に対してイメージはありましたでしょうか?

カヤック:そんなに商標権に対するイメージはなかったです、正直にいって。

映像を作る上で抑えるべき権利についてはもちろん把握してはいたんですが、商標権に特別に関わることもありませんでした。これまでも行政や、官公庁に関する案件はカヤックでありましたが、商標権についてはなかったので色々と勉強させてもらいました。

 

BRANDTODAY:そうしたあまり馴染みのないものをアピールする場合、どういうことに気を付けていますか?

カヤック:そうですね、オカンでもわかるかな?というフィルタをかけますね!(一同爆笑)

また、わからないものは動画の中に説明を入れたくなっちゃうと思うんです、でも、それをなるべくしないようにしています。なぜかといえば、説明した時点で興味を失われてしまうから。正しい説明をすればするほど伝わるわけではないんですよね。説明臭くなって、興味なくて観なくなれば伝わるものも伝わらなくなると思っています。

 

BRANDTODAY:今回の動画、とにかくキャストの方がすごいインパクトでした。あまりにもぴったりの方々ばかりでしたが、キャストの方についてはどう決めていったのでしょうか?

カヤック:まず悩んだのは、演技のできるスタントの方がいいのか、本当のカンフー専門の方がいいのかという出発点でした。

そういうところから、特許庁の皆様と映像監督の方とカヤックで話し合って決定しましたね。見ている人たちが、自分事として考えられ、かつ、観ていて応援したくなるような面白さのある方という観点で選考しました。

 

BRANDTODAY:今の段階での感想、思いを教えてください。

まだ計測期間ではあるんですが、いまのところお蔭様で計画通りに、好評をいただいていると感じていますね。

動画だけ見せればいい、面白ければいい、ではなくその先にあるサイトにも実際数として行っている。何よりそれが目的である中で、うまくいっていると感じています。

 


     

  

取材してBRANDTODAYが感じたこと…

特許庁様は取材場所を快く提供くださり、忙しい中、カヤック様も含めて事前の質問タイム等もとってくださる等本当に良くしてくださいました。お蔭様で、手前味噌になりますが、今回は知的財産業界に関わる人だけではなく、およそビジネスにかかわる人であれば必読である記事とすることができました。

あらためて、本当に、ありがとうございました。

今回の取材で何より、一番の驚きが、堅いイメージのある省庁、特許庁で、省庁としての全体の取り組みとして、デザイン経営プロジェクトを立ち上げて行っていることでした。

従来の堅いイメージを打破して、新しいことに取組んでいく。

初めてでわからないことでも好奇心をもって、取組んでみる。

そうした個々のパワーがかけ合わさって、さらにものすごいパワーを生む。

そしてそのパワーが、皆に広く伝わり、作られた一過性の面白さではなく、人々の心に訴えかけるメッセージとなっていく。

日本企業の正当なブランド力を守り、そのためには知的財産が欠かせないこと、その重要性を伝えるべく日々奮闘される特許庁の皆様のパワーと、

クライアントが伝えたいこと、その重要性・魅力を伝えるために全力を尽くすカヤックの皆様のパワー

この2つに、とにかく圧倒されたインタビューでした。

   

BRANDTODAYでも、今までも全力で行ってきましたが、さらに全力で、皆様の大切なブランドを、商標権とドメインの観点からお守りするお手伝いができるような情報を発信していきたいと思いをあらたにしました。

引き続き、商標拳、またデザイン経営プロジェクトに注目していきたいと思います!

   

突撃インタビュー第2弾も…もしかして、あるかも…?!?!

   


    

       

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