各国で人気のサイトTOP10!そこから見えてくるものとは

Amazonの子会社であるAlexaが運営するAlexaランク(https://www.alexa.com)では、世界中のサイトのアクセス数が確認できます。

Alexaは過去3ヶ月間の1日の平均訪問者数と各サイトのページビュー数を検知しています。 過去3か月間の訪問者とページビューの組み合わせが最も多いサイトが、ランキング1位となります。それでは、人気サイトTOP10を見ていきましょう。

世界での人気サイトTOP10

google.comが堂々の1位。アメリカ、インド、日本の各国でのランキングでも1位であり、その他、ドイツ4位、中国11位と、多くの主要国において上位にランクインしていることがわかります。また、5位のwikipedia.org以外はすべてのサイトで.comを使用している点が特徴的です。世界的に認知度、人気度共に圧倒的な強さであるTLDであることが伺えます。企業のホームページのドメイン名にccTLDや新gTLDが活用される場面が増えているものの、圧倒的存在感を見せつけた.com。この先暫くは、.comが王者であり続けることが予測できる結果ではないでしょうか。

日本での人気サイトTOP10

日本国内においても、1位はgoogle.com。特徴的なのは、2位、4位、5位、9位、10位にco.jp/.jpがランクインした点。大企業は.comをグローバルサイトとして運営しながら、各国言語に特化したサイトを、ccTLDで運営していること、また、国に特化したサイトがその国で高く支持されることがわかる結果ではないでしょうか。各国言語に特化したサイトを開設する際、㏄TLDの取得を検討することは重要ですね。

中国での人気サイトTOP10

中国のランクインは日本の結果とは大きく異なります。1位のBaidu(百度)は、中国で最大の検索エンジンを提供する中国の企業。2位のテンセントはQQと呼ばれ、中国において最も普及しているコミュニケーションツールを提供する中国の企業。 3位のTaobao(淘宝網)は、アジア最大のショッピング サイトと言われる、Webサイトを提供する中国の企業。このように、TOP10にランクインした企業の内、8企業が中国の企業のサイトである点は、日本のランキング結果と大きく異なる点です。

これは、Great fire Wallという中国政府による海外ネットワークへのアクセス制限が大きく影響しています。中国国内では、Google等の利用に規制がかかっているため、結果として中国ローカルの検索エンジンが多数生まれてきました。中国では、google.comは11位であり、現在、検索エンジンとしてBaidu(百度)がWEBブラウザだけではなく、アプリケーションでの検索も国内トップシェアを占めているのです。

国毎に人気のサイトを見ていくと、その国の特色や文化などが伺えることがわかりました。国によって、支持されるサイトの特色や、その国の文化を踏まえた上でドメインネームの取得の検討が必要です。また、サイトの人気が高まることに比例して、ドメインネームのホスト名の文字列(例:google.comのgoogleの部分)の価値が上昇するため、ドメインネーム取得の検討と共に第三者によるサイト運営の把握や監視、商標出願の検討が必要になります。

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