2017年出願商標から見える、最も勢いのある企業〈アパレル業界ランキング〉

「技術」を守る特許とは違い、「ビジネス」を守る商標からは、今後のビジネス化動向を予測することが可能です。

世界最大の商標データベース「GlobalBrandDatabase(以下略GBD)」を活用したビジネス予測最新情報をお届けいたします。

[su_heading size=”19″]出願商標から見る将来のビジネス予測最新情報[/su_heading]

”被服及び履物”などが対象となる第25類を指定し、2017年に出願された商標は149,936件。その内、出願件数の多い権利者TOP10はこちら。

1位 NBA

319件の出願件数で1位だったのは、北米プロバスケットボールを運営するスポーツ団体NBA(http://www.nba.com)。

NABが2017年に出願した総出願件数は552件。その内、”被服及び履物”などが対象となる第25類を指定した出願が319件と1番多くの出願を行っており、これは、NBAの主事業内容である、”スポーツ及び文化活動”などが対象である41類の270件を大きく上回る数字であることがわかります。

また、NBAの出願商標は「ほぼロゴの出願である」と言っても過言ではなく、チームロゴと思われるロゴの出願が連なっています。2017年に出願されているロゴは主に、2018年に開幕するNBAの公式eSportsリーグ『NBA 2Kリーグ』に関連する商標。以下、各チームのロゴの出願が確認できました。

引用:https://nba.2k.com/2kleague/blog/team-logos-revealed-part-i/、http://www.wipo.int/branddb/en/index.jsp#

グッズ販売が大きな収入源であり重要な知財

NBAのようなスポーツ運営団体や、プロスポーツチームの運営における主な収入源は、チケットの販売や、グッズの販売が挙げられます。特にブランド力の高い人気チームや選手名が商品に付されることが多く、下記、NBAstore(http://www.nbastore.eu/stores/nba/JA)内においても、全チームの商品の取り扱いがされ、多種多様のグッズ販売をしていることが確認できます。グッズ販売による収益が非常に大きな収益源であると共に、出願件数の多さからも、「商標」が重要な知財であると位置づけされていることが伺えます。

アパレル業界の最新トレンド

2017年度、第25類を指定し”Internet of Things(IoT)” を指定商品に記載している出願は33件でした。これは、前年の2016年度の出願件数が6件であったことと比較すると5倍以上の増加数となります。また、”artificial intelligence(AI)”を指定商品に記載している出願は105件。これも、2016年の23件の出願数と比べると5倍以上の増加数となります。被服業界にもIoTやAIなどといった、市場全体のトレンドから影響を受けて変化していることが裏付けられる出願数の変化ではないでしょうか。

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