【注目】2016年マドプロ出願 指定国ランキング(5位)

世界最大の商標データベース「GlobalBrandDatabase」で2016年度のマドプロ出願数から、マドプロの指定国として注目されている国をランキング形式でご紹介いたします。マドプロ出願の際、どの国への出願数が多いのでしょうか。

 

 

[su_heading size=”15″]2016年度の総出願件数:50,549件[/su_heading]

5位:日本(出願件数:14,240件)

全体の3割程を占める割合で、日本への出願がされていることがわかりました。マドプロ出願の指定国を「日本」としている権利者TOP10は下記の通りです。

イギリス、スイス、オランダ、ドイツ、フランス等、ヨーロッパ各国を拠点とする大手企業と、アメリカ大手企業からの出願数が多いことがわかります。事業のカテゴリは様々ですが、上位5社の内3社に製薬会社がランクインしていることが興味深い結果でした。製薬業界では、知的財産権や技術、権利が非常に重要なものとして位置づけされています。これらの権利の譲渡や貸与、別の技術との交換といった多様な契約関係も発生するため、権利化には多大な費用をかけていることが伺えます。

”Glaxo Group Limited”が2016年度に出願している件数は514件であり、各国出願での日本への出願は0件でした(日本への出願は”グラクソ グループ リミテッド”の日本語表記名での出願がされているため)。下記図は各国への出願件数の結果です。アメリカ合衆国への出願が153件と1番多い結果でした。

アメリカ、日本で出願されている区分を比較しましたが、注力している区分に差異はほぼなく、薬剤等が対象となる5類がメインでの取得となっていました。画像出典:Global Brand Database(http://www.wipo.int/reference/en/branddb/)

下記図は、Glaxo Group Limitedのマドプロ出願指定国の結果です。日本、中国、メキシコ、EUに関してはマドプロ指定国での出願を行う傾向の企業であることが伺えます。

画像出典:Global Brand Database(http://www.wipo.int/reference/en/branddb/)

 

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