オランダ領アンティルのドメイン.ANの状況の変更(停止)に関して

2009年の秋にオランダ領アンティル諸島の主島であるキュラソー島で行われた住民投票の結果、オランダ領アンティルは2010年10月10日をもって国家として存在しなくなることとなり、関連の地域はそれ以来様々な政治的・管理的な変更の手続きを行ってきました。

キュラソーとシント・マールテンのオランダ領の南部分は王国の中の独立した国に変わり、1986年に同様な地位を獲得したアルバと同じ自治領のステータスとなります。一方、ボネール、シント・ユースタティウスとサバはオランダの管轄地域になることを承認しました。

また、最近の動きによると、オランダ領アンティルを代表していた.ANのドメインネームは廃止されることが明らかになり、.ANを運営しているオランダ領アンティル大学やその他の現地法人に連絡をとった結果、「.ANは停止されるのですが、そのはっきりした期限はまだ不明であり、ある確定された期間内は存在し続けることが予測されますので、必要な手続きがその期間内にできます」との返事を頂いております。その上、少なくともキュラソーとシント・マールテンは新しいccTLDsを申請することが考えられます。

近い将来に行われる上記のような変化にも関わらず、.ANの運用者は先日ICANNとccTLDsの間の一般的な実践であるAccountability Framework(説明責任体制)をサインし、それによって相互の責任の領域が明確にされ、国際商業会議所の統一ドメイン名紛争処理方針も.ANの下のドメインネームに対して採用できるようになりました。このような手段が実施させられたことから、.ANをめぐる今後の大きな変化も公式な手続きに基づいて行われることが予想できますので、引き続き安心してご使用できます。ブライツコンサルティングは.ANをめぐる展開が更に明らかになり次第、早速お伝え致します。

 
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