インターネットをノーベル平和賞に推薦

技術による文化、経済、政治への影響を話題にしているWiredという米国で1993年に創刊され、出版され続けている雑誌のイタリア語版は、2010年のノーベル平和賞にインターネットを推薦しています。インターネットの出現により、かつて想像できなかった世界中の人間の間のコミュニケーションが可能になり、一般市民ははじめて自分の意見を表現することによって、政府組織が握っている権力を問題にし、本物の民主主義がプロモートされるようになりました。特に最近のソーシャルネットワーキングの誕生も本過程に強く貢献し、世界は検閲がなく、言論の自由ができる透明な場所になりつつあります。テロリズム、戦争、トラフィッキングのような問題がおきている現在は、インターネットは唯一それらを止められるようなパワーがあり、誰でもアクセスできる平和のツールです。そのため、インターネットは、世界をよりよい場所に変えることができ、安全な将来を支える人間のネットワークとしてノーベル平和賞を受賞しなければならないと述べられています。

本取り組みを今まで応援してきたのはSony Ericsson、Tiscali、Fineco、Fastweb, Microsoft Italy、Telecom Italia、Unendo Energia、Vodafone Italy、Citroën、H3Gなどのような企業と有名人のShirin Ebadi, Umberto VeronesiとGiorgio Armaniなどです。Wired U.S.の編集長は「短期的にはTwitterでのアカウントはAK-47と同じものではありませんが、長期的にはキーボードは剣より強力なものではあります」と主張しました(本プロジェクトの詳細は、Internet for Peaceのホームページをご参照下さい)。

ブランド所有者の皆様もインターネットを通して商業的な活動やブランドアイデンティティの強化を行うことができます。インターネットは平和のツールとして認められると、その社会的な価値、また、インターネットを使用するときの安心感が更に高められますので、技術の面でもユーザを守るセキュリティ機能の増加と、インターネットの管理が改善されることが予想できます。

過去のノーベル平和賞受賞者は人間、機関、そしてキャンペインに与えられ(受賞者のリスト)、インターネットのようなバーチュアルな概念が受賞したことがありませんが、本プロジェクトの代表者が言う通り、インターネットがノーベル平和賞を受賞すると、それは世界中の皆様のためのノーベル平和賞となりますので、皆様も今回の取り組みを見守っていただいては如何でしょうか。

 
本件に関する詳しい内容につきましては、お問い合わせください。